#151 どうして適応障害&複数コミュ障の僕に野菜栽培講習会の講師ができるのか

m3-f blogブログです。
野菜作りサービスに携わって12年。農産物栽培経験があるわけではない僕にも、少しばかり、皆さんに野菜作りのことをお話しするシーンがあります。今でも、月に何回か、野菜作りの講師としてお仕事を頂いたりもしています。

この記事はこんな方に

①コミュ障、コミュニケーション障害に悩んでいる方に
②講習会の講師など人前に立つときに緊張してしまう方
③適応障害で悩んでいる方

春に向かって野菜作りの機運が高まる季節

先日も都内のとあるマンションの集会室で、野菜作りの栽培講習がありました。

このお仕事、2020年の初めから請け負っていたのですが、開始早々、コロナ禍の初期のころしばらくずっとお休み期間になってしまったので、昨年末からようやく段階的に再開して、席の離隔や換気など、いろいろ配慮しながら開催するようになってきました。

↑実演したり参加者の方に特典でお渡ししたりする苗を持っていって運営したりしています。(クーラーバックに詰めて傾き対策して、自転車で自分で運んでるんです 笑)

参加される方は10名~15名程度と少ない講習ですが、主に家庭菜園ビギナーの方を対象に、僕自身も楽しみながら毎回お仕事させていただいています。

適応障害&複数コミュ障

と、そんな僕なんですが、以前から「適応障害」「複数コミュ障」と付き合いながら仕事や生活を続けています。
詳しくは以前に書いたこちらの記事を。

栽培講習会って、不特定多数の方が参加する講座で、コミュニケーションがどちらかというと苦手な僕がどうして楽しくこなせるのか、実はものすごく不安で苦しみながら仕事としてしているのか、自分なりに分析をしてみました。

参加者を、「1(イチ)」とみなしている

事前の準備と心がけていること

もちろん仕事として講習を行うので当たり前なのですが、60分の講習、菜園現地でのやり取りや質疑応答なども踏まえても30分はこちらから伝えること、なわけですが、プレゼンする内容は1週間くらい前からしっかり作り込みます。

そして、お伝えするのはあくまでも僕の12年間の野菜作りの体験の上手くいった、上手くいかなかった、ということで、1次情報に限定しています。
一般的な知識や、どこかから持ってきたデータなどは使いません。

例えば、野菜作りをやっていて一定の面積にどれくらいの数の野菜が育てられるのか、といった内容は、次の記事で書いたような、体験に基づいてデータから情報を載せています。

そして、講師ではあるものの、あくまでも野菜作りを楽しむ一人の人間
なので、参加される方々と同じ目線であることを常に心がけています。

Q&Aは実際に現地を見て想定されることをシミュレーション

今やってる仕事の講習もそうですが、だいたいの野菜作り講習は、その近く(体験農園やマンション内だったり学校、保育園などの園庭)にある菜園現地での実地と連動している場合が多く、そうすると参加される方からの質問はその菜園で起こっていることに基本的に準じています。

ならばと、講習する1時間前には必ず現場入りして、入念に菜園を眺めています。
そして、質疑応答の時に出そうな質問をシミュレーションしておきます。

例えば、「ナスの葉に虫がついて困っているがどうすればよいか」みたいな質問も、ナスの葉についた虫を事前に確認できていれば回答の準備ができますし、その時に合わせてお伝えする一次情報も備えておくことができますね。

参加者は複数名ではなく一つの塊

それと一番重要なことは、おそらく僕自身が、講習をやっているときに対面している参加者を、「一つ」と捉えていることだと思います。

「複数コミュ障」は特に、3人ならまだいいけどそれ以上になると脳の処理が難しく(できにくく)なる、っていう類のものなのですが、話をしているときに講習に参加している人たちを「一つ」と見なせれば、特に問題なくできてしまう。
これは今では自然とできるようになりましたが、いろいろ経験してきて身につけたノウハウなのかな、と思います。

おそらく今オンラインで開催されている複数参加者による「セッション」や「ディベート」とかになると、途端に僕はできなくなってしまうのだと思います。

そんな感じで、こんな僕でもなんとか自分の野菜作りの体験をお伝えすることができています。

この記事のまとめ。教えるというよりも体験の一次情報の共有を。

春に向けて、気温が上がってくると、外での作業、ガーデニング・園芸・家庭菜園は「やりたい」「やってみたい」機運が高まってくるものですね。

僕が運営している栽培講習会も、やっぱり2月までの参加者と3月以降の参加者では数と、その参加される方たちの意欲が全然違います。

例えば2月の回では、冬野菜の収穫終盤や土作りのこと(これはこれでとても大切な情報なんですが 笑)をテーマにしたりするのですが、参加される方も少なかったり、1年以上の野菜作り経験がある方の比率が高めだったりします。

次はまた4月、いよいよ始まる春夏野菜苗の植え付けの話しなんかがメインになってくるので、僕自身も楽しみですし、参加される方にとってもワクワクする季節になってきますね。

とにかく「教える」なんて知識も伝え方も持ち合わせていないので、ビギナーの方たちからすると少しばかり野菜作りの体験と失敗の数が多い!というくらいのスタンスで、あくまでも「体験の一次情報を共有する」っていう姿勢でこれからもやっていきたいなと、思います。

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この記事を書いた人
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京都市出身、現在は東京都江東区に住まい、妻と一緒に小学生&保育園の二人の子育て中。両親の介護で京都との二拠点生活です。
「野菜作りを楽しむ」をコンセプトにした家庭菜園や農体験の運営を仕事として10年やってきました。今は独立して様々な情報発信などのお仕事と、不動産の管理などをしています。

2023年12月14日

Posted by m3-f.site