🕊️心と体を整える京都の「ま行」神社巡り:御苑の巨木と疳の虫封じの鳩#1034
京都検定受験を目指す方のための備忘録として、個性的なご利益や特徴を持つ「ま行」の神社、三宅八幡宮と宗像神社の魅力をご紹介します。狛犬の代わりに鳩が守る神社、御苑で600年の歴史を見つめる巨木など、知っておきたいポイントをまとめました。
問1 三宅八幡宮のご祭神は誰ですか。
問2 三宅八幡宮の創建は、ある人物が宇佐八幡の神を勧請したことによるものとされます。この人物は誰ですか。
問3 三宅八幡宮の特徴的な点として、鳥居の前に狛犬の代わりに置かれている動物は何ですか。
問4 三宅八幡宮の名物である、米粉を蒸して作るしん粉餅で、ニッキや抹茶を練り込む菓子の名前は何ですか。
問5 京都御苑内にある宗像神社に、樹齢600年を超えるものもある、境内にそびえ立つ巨木は何の木ですか。
☆回答は記事の最後にあります。
【はじめに】
京都には歴史ある神社仏閣が数多く存在し、それぞれに興味深い由緒や、古くから伝わる信仰があります。今回は、特に個性的なご利益や特徴を持つ「ま行」の神社、三宅八幡宮と宗像神社の魅力をご紹介します。
⛩️三宅八幡宮:愛らしい鳩が守る子どもの守り神
📍所在地
- 京都市左京区上高野
👤ご祭神
- 応神天皇(おうじんてんのう)
📜ご由緒
- 小野妹子が遣隋使としての任務を終えて帰国した際、宇佐八幡宮(大分県)の神様を勧請し、創建したのが始まりとされています。
🙏特別なご利益
- 幼い子どもの夜泣きや癇焪など、「疳の虫(かんのむし)」を封じる神様として信仰を集めており、**虫八幡(むしはちまん)**とも呼ばれています。
🐦境内とシンボル
- この神社の最大の特徴は、一般的な神社で鳥居の前に置かれる狛犬の代わりに、白い鳩の像が置かれている点です。
- 境内には多くの鳩が飼育されており、鳩は神様のお使い**(神使)**とされています。

🍡名物:鳩餅(はともち)
- 三宅八幡宮の名物として親しまれているのが鳩餅です。
- 米粉を蒸して作るしん粉餅で、ニッキ(シナモン)や抹茶が練り込まれており、旅の疲れを癒すのにぴったりな素朴な味わいです。
🌳宗像神社(むなかたじんじゃ):京都御苑の歴史を見守る巨樹の社
📍所在地
- 京都市上京区・京都御苑内(御苑の北東側に位置します)
📜ご由緒
- 航海の安全や交通の守護神として信仰される宗像三女神を祀る神社です。元々は御所を守る重要な神社としてこの地にありました。
🌳圧巻の巨木群
- この神社を訪れるなら、境内にそびえ立つ**巨大なクスノキ(楠)**の存在感に圧倒されます。
- 特に注目すべきは3本のクスノキで、その樹齢は驚くべきものです。
- 1本は樹齢400年
- 残りの2本は樹齢600年以上
- 最も大きなものは、高さ24.5メートル、幹回り8.5メートルにも達し、悠久の京都の歴史を静かに見守り続けています。
- 京都御苑を散策する際は、ぜひこの巨木からパワーを感じ取ってみてください。
【まとめ】
三宅八幡宮の優しい鳩たちと、宗像神社の力強い巨木たち。同じ「ま行」の神社でも、その雰囲気や魅力は対照的です。京都を訪れた際は、ご自身の心に響く神社を訪ねてみてはいかがでしょうか。

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答1 応神天皇(おうじんてんのう)
答2 小野妹子(おののいもこ)
答3 鳩(白い鳩)
答4 鳩餅(はともち)
答5 クスノキ(楠)
