江東区の認知症サポーター養成講座を受講!母の介護体験と重なった「学び」と気づき#1225
東京都江東区で開催された「認知症サポーター養成講座」に参加してきました。母の介護を始めて5年目になる筆者が、講座を受けて感じたリアルな学びと、印象に残った「徘徊」に対する考え方の変化をお伝えします。

5月、現在住んでいる東京都江東区で「認知症サポーター養成講座」を受けてきました。
この講座は、認知症についての正しい知識と理解を深め、認知症の方やその家族を地域で温かく見守る「認知症サポーター」を養成するための区民向け講座です。区の施設で定期的に開催されており、予約制・受講料無料で90分間の1回完結型となっています。
私が参加した回も30名ほどが受講されており、関心の高さを実感しました。
講座で学べることと当日の流れ
講座は講師のプレゼンテーションやDVD視聴を中心に進められ、以下の内容を体系的に学ぶことができます。
・認知症の症状や原因(加齢による物忘れとの違い) ・認知症の診断、予防、初期対応 ・認知症の方と接する際の心構え(驚かせない・急がせない・自尊心を傷つけない) ・ご家族の気持ちや地域での支援のあり方
受講後には、サポーターの証である「認知症サポーターカード」が授与されました。
5年間の介護体験と講座での学び
私の母は認知症の初期症状が出始めてから約5年が経ち、ゆるやかに物忘れが進行しています。母との向き合い方や接し方はこれまで「実体験」を通して手探りで覚えてきましたが、今回の講座で言語化され、構造として理解できたことは非常に大きな収穫でした。
これまで経験してきたことを、これから介護に直面する方へ体験談として伝えていくためにも、とても有意義な時間となりました。
心に深く残った「目的を持った外出」という言葉
講座の中で特に印象に残ったのが、「徘徊ではなく、目的を持った外出である」という言葉です。
実は私の母も、施設の自動ドアが開いたタイミングで外に出てしまい、捜索してもらったことが過去に2回ありました。私はそれを深く考えずに「徘徊してしまった」と表現していたのですが、本人は決して意味なく歩き回っているわけではありません。
「その人なりの目的があって外出したが、結果として帰り道が分からなくなってしまった」というのが本質であり、最初から迷子になろうとして出かけているわけではないのです。この視点を知って以来、母の無事を願うときは「目的を持った外出が起こりませんように」と心の中で祈るようになりました。
おわりに
さらにステップアップした地域活動として「チームオレンジ」という取り組みもあるようですが、今回はまずサポーターとしての基礎を学べたことで十分な一歩となりました。
認知症の方やそのご家族を地域で支える第一歩として、とてもおすすめの講座です。
noteでも記事を連載しています。

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