#207 京都散策。幼少期思い出の「今熊野」を訪ねてみる

この記事をこんな方に☆

・京都、東山、今熊野について知りたい方
・ニシダやの漬物、おらがむら漬けに興味がある方
・京都のコアな鉄道スポットを知りたい方

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関西出張の折、京都市東山区、「今熊野」界隈に立ち寄りました。

府道143号(東大路通り)を七条から少し南下し、JRの東海道本線と新幹線が交差する地点が「今熊野」。

ここは僕が幼い頃、おそらく1歳~3歳ごろでしょうか、おばあちゃんに連れられて遊びに来ていたところ。電車や新幹線を見下ろせる橋があるんです。
自分も子育てしてるのでよくわかりましたが、たぶん幼い頃の僕は、ここでお菓子食べて電車を見たら泣き止んで楽しそうにしていたのでしょう、、

京都の知られざる鉄道スポットの一つ本町跨線橋

東大路通りにかかっているのは「今熊野橋」。

東山トンネルの京都側すぐのところにあって、東海道新幹線・東海道本線・湖西線の電車が行きかうところを間近で見下ろせる、電車を楽しむには結構なビューポイントです。
新幹線は京都駅がすぐなのでスピードを落としていて楽しめますね。

↑在来線と新幹線!

☆2022年12月追記

昔、この今熊野で父が撮ってくれていた写真が実家で出てきました。昭和58年です。
懐かしいですね、。

ちなみに同じアルバムに、梅小路の蒸気機関車館のSLの写真もありました。

◆こちらは京都駅での東海道新幹線

ニシダや で思い出のしば漬けを買う「おらがむら漬け」

今熊野交差点から東にわずか歩くと「ニシダや」というお漬物屋さんが見えてきます。

History

創業者・辻村安右衛門(明治44年生まれ)は、丁稚奉公に出た京都東山・今熊野神社前にある「西田青果店」から27歳の時にのれん分けし、青果業以外の商いとして「漬物業」を始め、「ニシダや」を創業。

本来は茄子が主であったものをキュウリにしたお漬物「しば漬け風味 おらがむら漬」を完成させ、今では代表商品になっています。

久しぶりにおらがむら漬け、買いました!
これもおばあちゃんとの思い出の一品でした。大安、西利、川勝、、と京都のお漬物いろいろありますが、子供の頃の思い出はなんといってもニシダや、なんですよね~

置いてあったリーフレットがまた凄い豪華版なんです!

この日は、おらがむら漬け(しば漬け)ちりめん山椒黒辛柚子胡椒を購入。

新熊野神社で天然記念物の大楠を見る

今熊野の交差点から南西の位置に、新熊野(いまくまの)神社はあります。

「新熊野」でいまくまの

熊野の新宮・別宮として創建された神社で、紀州の昔の熊野に対する「京の今の熊野」という当時の都人の認識が、由来になっているそうです。

平安時代末期、後白河法皇によって創建された神社です。
退位後に引き続き敷かれた院政で、その時に住まいになったのが現在の三十三間堂の東側にある「法往寺」。当時は「法往寺殿」と呼ばれ、その鎮守社として新熊野神社が創建されたのでした。
ちなみに鎮守寺が、三十三間堂

応仁の乱以降の戦火で廃絶同様になったものを、江戸時代初期に再建され、現在の本殿は1663年に修復されたものです。

社頭には「影向の大樟」(ようごうのおおくすのき)があります。
紀州熊野から運ばれた「上皇手植えの樟」と伝えられ、樹齢900年
「健康長寿」「病魔退散」「お腹の神様」と云われています。

京都市指定の天然記念物になっています。

まとめ~あわせて読みたい記事

七条の博物館・三十三間堂、もう少し南の泉涌寺・東福寺の間くらいにあって、観光地としては少しマイナーな感じもする今熊野ですが、僕は東山区民として、子供のころから馴染み深い界隈です。

父と同じ高校に通っていたのですが、この近く。
なので3年間自転車で通った通学路、でもありました。もう30年近く前、、
でも当時より、この商店街もシャッター通り状態になったような、、気もしました。
(ニシダやさんのように、人気・元気なお店ももちろんたくさんあります)

思い出の界隈、ずっと変わらぬ風情でいてほしいな、と思います。

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京都市出身、現在は東京都江東区に住まい、妻と一緒に小学生&保育園の二人の子育て中。両親の介護で京都との二拠点生活です。
「野菜作りを楽しむ」をコンセプトにした家庭菜園や農体験の運営を仕事として10年やってきました。今は独立して様々な情報発信などのお仕事と、不動産の管理などをしています。

2024年1月4日

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