【京都の歴史探訪】時を超えて輝く、優美なる「京都の歴史的な離宮・邸宅」#1067
京都に点在する、皇族や将軍が築いた歴史的な離宮・邸宅。この記事では、「花の御所」「朱雀院」「亀山殿」の三つにスポットを当て、それぞれの歴史的背景と、そこに息づく優美なロマンをご紹介します。京都の歴史探訪の第一歩として、ぜひご覧ください。
この記事内容から抜粋した練習問題5問☆
- 室町幕府の三代将軍である足利義満が造営した将軍の邸宅の名称を答えなさい。
- 朱雀院が、宇多上皇によって使用された際の呼称(御所を指す言葉)を答えなさい。
- 後嵯峨上皇が亀山の麓に造営した離宮の名称を答えなさい。
- 花の御所の別名であり、周辺に武家屋敷が集まり政治の中心となった場所の名称を答えなさい。
- 亀山殿が後にもととなった、現在の寺院の名称を答えなさい。
☆回答は記事の最後にあります。
京都には、皇族や将軍が築いた歴史的な離宮や邸宅が数多く存在します。その優美な建築と広大な庭園は、訪れる人々を歴史のロマンへと誘います。
歴史的な離宮・邸宅のご紹介
1.花の御所
- 誰が造った? 足利義満
- どんな場所? 室町幕府の三代将軍、足利義満が造営した将軍の邸宅です。この御所の周辺に武家屋敷が集まり、室町時代には政治の中心地となりました。「室町第(むろまちてい)」とも呼ばれます。
2.朱雀院 (すざくいん)
- 誰が使った? 嵯峨上皇、宇多上皇
- どんな場所? 嵯峨上皇(第52代天皇)の離宮として造営されました。その後、宇多上皇(第59代天皇)が譲り受け、隠棲した**後院(ごいん)**として使用されました。後院とは、上皇や法皇の御所を指す言葉です。
3.亀山殿 (かめやまどの)
- どんな場所?
- 後嵯峨上皇(第88代天皇)が、嵐山の亀山の麓に造営した離宮です。
- 特に「嵯峨殿(さがどの)」という名称でも知られています。
- 後にこの地を亀山離宮とし、これが現在の天龍寺のもととなりました。

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前述の練習問題の解答☆
- 花の御所
- 後院(ごいん)
- 亀山殿(かめやまどの)
- 室町第(むろまちてい)
- 天龍寺


