#142 野菜作りサービスの活動と自分なりのSDGs。「2030年の地図帳」要約的感想と合わせて。

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2010年の国連サミットで採択され、2030年の達成を目標にしている世界的な取り組みの「SDGs」。

この記事はこんな方に

①自分なりのSDGsを考えている方
②「2030年の地図帳」を読んでいろいろと考えている方
③家庭菜園、野菜作りに取り組んでいる方

Sustainable Development Goals
持続可能な開発目標

僕も個人的に、結果的にこの中のいくつかの目標に携わることを今、仕事にできていると勝手に(笑)考えているこのテーマで今回は書いてみました。

SBクリエイティブ株式会社刊「2030年の地図帳」(落合陽一著)の要約的感想と合わせて。

野菜作りサービスの仕事に携わって10年強

今やっている野菜作りサービスの仕事に携わって10年強。

・野菜を栽培、育てる
・家庭菜園を楽しむ人や、これから楽しもうとする人にその楽しさを伝え、共有する
・そんな場と機会を提供する
・空間をリメイクし、野菜で景観を作る
・その景観を維持管理する

というのがざっとまとめるとやってることなのですが、これが、SDGsの17のゴールの中で、

2飢餓をゼロに
すべての人に健康と福祉を
12つくる責任とつかう責任
15陸の豊かさも守ろう

野菜作りや菜園の活動は、この4つのどこかに連動している、はずです。

飢餓をゼロに、の中には、2030年までに飢餓を撲滅し、すべての人々特に貧困層および幼児を含む弱い立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食を十分得られるようにする というターゲット例があり、農の活動も広がればこの辺りに絶対に効果をもたらせます。
開発途上国、特に後発開発途上国における農業生産能力向上のために、国際協力の強化などを通じて農村インフラ・農業研究・普及サービス・技術開発および、植物・家畜のジーンバンクへの投資の拡大を図る、ともあります。

自分自身がこれをやりきる、というイメージではないですが、未来へ向けて、この仕事に携わった人が一念発起して海外で何か起こしてくれたら、そんなことも考えます。

先日、清澄白河駅で遭遇したSDGsトレイン

◆SDGsトレイン運航開始時のニュース

「2030年の地図帳」の章構成

メディアアーティストの落合陽一氏が書かれ、2019年11月に刊行された「2030年の地図帳」(SBクリエイティブ株式会社)を読みました。
SDGsの達成目標の2030年に向けて今から約2年前に書かれた本で、章構成はこんな感じになっています。

はじめに
第1章2030年の未来と4つのデジタル・イデオロギー
第2章「貧困」「格差」は解決できるか?
ーサードウェーブ・デジタルと個人の可能性
第3章地球と人間の関係性が変わる時代の「環境」問題
ーGAFAMは「環境」と「資本主義」の対立を越えるか
第4章SDGsとヨーロッパの時代
ーこれからの日本の居場所を考える
おわりに

「2030年の地図帳」を読んで印象的だった5つのコト

今回は、要約的感想に代えて、印象的だった5つのコトを挙げてみたいと思います。

19~20世紀にかけての技術革新と21世紀の技術革新

これは「はじめに」に書かれていました。
いったん、当時の「人間の物理的課題」はほぼほぼあぶり出せて、できる課題解決はやりきってる、という感じでしょうか。

ただ単に進化させるだけではなく考え方を変える

こちらは第1章から。

iphoneユーザーとしてもこれは納得の内容ですね。
そして「電話」というコミュニケーションの手法の立ち位置が大きく変わったと思います。

そして、この本は今の「コロナ禍」の前に書かれていたのですが、「リモートワーク」についても触れていました。
2019年時点で、リモートワークの現在の課題として、

解像度の低さや対面することによるコミュニケーションのなめらかさが失われること

は挙げられていましたが、これからのコミュニケーションの方法としてこのオンラインのコミュニケーション手段は今後主流になるような予測がなされていました。

「環境問題」について考える

1978年生まれの僕にとってはまさに前者の時代で生まれ育ってきた感があります。
そして起点となったのが1997年の「京都議定書」。
2008年~2012年の5年間で、二酸化炭素排出量を1990年より5%削減を義務付けしたものでしたが、アメリカが議定書への不参加をしたり、大量の温室効果ガスを排出している中国やインドが含まれていなかったりと、上手くいかず。

さらに2000年~2015年にかけて進められた「MDGs」(ミレニアム開発目標)=これは開発途上国のみを対象としていた も、目標のほとんどは達成されない結果になっていました。

CO2の増加が一因となって地球温暖化しているというのは大筋間違いないと言われますし、目標設定に向けた位置づけと足並みを揃えた具体的な計画しだいということなのかな、と思いました。

SDGsは盛んに言われ、見られるようになってきました

これは第4章から。
よくわかる指摘ですね。僕もその一人ではありますが 笑
SDGsのバッジを胸に付けたその一人一人が、どれだけ継続的・地道に少しでもいいから行動に移せるか、っていうのが鍵になってきますね。

多様性を受け入れ前に進む

ジェンダーレスや多様性、これも良く聞かれるようになりましたが、このSDGs=持続可能な開発目標の「持続可能」は「この地球上で私たち人間がどうすれば生き続けられるのか」ということ。

その方法の一つとして、多様性を受け入れる、ということがあるのだと思います。

SDGs、2030年の地図帳をふまえてまとめ~合わせて読みたい記事

「京都議定書」の1997年、僕は大学1年生になりました。
何の縁か、当時としてはまだはしりだった「環境科学部」なる学部で4年間勉強しました。

滋賀というフィールドがまたよかったのだと思いますが、おかげで環境のこと、

滋賀というフィールドがまたよかったのだと思いますが、おかげで環境のこと、社会問題のこと、自分のできる領分で何を行動できるか、といったことを学んだ、、というよりもよく考えるようになりました。

2030年まではあと8年。
今40代を生きている自分に手の届く範囲で、身近なところから毎日少しずつでも行動をしていきたいと思います。

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この記事を書いた人
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京都市出身、現在は東京都江東区に住まい、妻と一緒に小学生&保育園の二人の子育て中。両親の介護で京都との二拠点生活です。
「野菜作りを楽しむ」をコンセプトにした家庭菜園や農体験の運営を仕事として10年やってきました。今は独立して様々な情報発信などのお仕事と、不動産の管理などをしています。

2023年12月12日

Posted by m3-f.site