🔥京都検定受験対策!一生に一度は行きたい「愛宕神社」のすべて~火伏せの神様と千日詣り~#1012
京都市右京区の愛宕山山頂に鎮座する愛宕神社は、「火伏せの神様」として知られ、京都検定でも頻出する重要スポット。本記事では、祭神、歴史、そして最大行事「千日詣り」まで、愛宕神社を深く理解するためのポイントを徹底解説!受験対策と参拝準備に役立ててください。
問1 愛宕神社の主祭神として祀られているのは誰ですか。
問2 愛宕神社では、7月31日の夜から8月1日にかけて参詣すると千日分の功徳があるとされる行事があり、特に有名です。この行事の名称を答えなさい。
問3 愛宕神社が、近代以前に神仏習合の霊場として呼ばれていた仏教寺院としての名称、あるいは愛宕山の別称を答えなさい。
問4 愛宕神社で授与される、鎮火・防火のご利益がある最も有名な護符に記されている四字熟語を答えなさい。
問5 愛宕山の開創は、修験道の開祖である役小角と、彼と共に愛宕山に入山したとされる人物の二名によって伝えられています。役小角と共に開創に関わったもう一人の人物の名前を答えなさい。
☆回答は記事の最後にあります。
愛宕神社は、京都市右京区の愛宕山山頂(標高924m)に鎮座する古社で、火伏せ(ひぶせ)の神様として広く信仰を集めています。その歴史や信仰の深さは、京都検定の頻出ポイントでもあります。
これから京都検定を目指す方、そして愛宕神社への参拝を考えている方のために、神社の魅力と重要情報を徹底解説します!
⛩️ 愛宕神社の基本情報と別称
| 項目 | 詳細 |
| 主祭神 | イザナミノミコト(伊弉冉尊) |
| 別称 | 💡 白雲山(はくうんざん) |
| 近代以前 | 💡 白雲寺(はくうんじ)、愛宕権現(あたごごんげん)として知られていた神仏習合の霊場 |
| 隣接 | 若宮社(主祭神:カグツチノミコト – 火の神) |

【検定対策のポイント】
📝 愛宕神社の祭神は「イザナミノミコト」ですが、隣接する若宮社の「カグツチノミコト」(火の神)が、鎮火・防火の信仰と深く結びついています。近代以前の「白雲寺」という名称も重要です。
🔥 ご利益:鎮火・防火の神様
愛宕神社といえば、鎮火防火の神、火除けの神として全国的に有名です。
- ご利益:火難除け・防火
- 参詣の教え:「伊勢に七度、熊野に三度、愛宕さんには月参り」という言葉が残されており、いかに人々の信仰が篤かったかがわかります。
- 火伏せ護符:愛宕神社で授与される護符は、「火迺要慎」(かのようじん)と書かれているものが最も有名です。
- 備考:この護符には、地域や時代によって「阿多古〇符」と5文字が付くものもありました。
- 特別な信仰:3歳までに愛宕山に参詣すると、生涯にわたって火難を免れるという信仰が伝わっています。
📅 最大の行事:千日詣り(せんにちまいり)
愛宕神社の最も重要かつ有名な行事が「千日詣り」です。
- 日程:7月31日の夜から8月1日の早朝にかけて
- ご利益:この日に参詣すると、千日分の功徳(とく)に該当するといわれています。
- 掛け声:参詣道では、登り参拝者へ「お上りやす」、下り参拝者へ「おくだりやす」という独特のねぎらいの言葉がかけられます。
📜 愛宕神社の歴史:修験道の霊場として
愛宕神社は、神仏分離以前は修験道(しゅげんどう)の霊場として大いに栄えました。
- 開創の伝承(大宝年間)
- 大宝年間(701~704年)に、修験道の開祖である役小角(えんのおづぬ)が、泰澄(たいちょう)と共に愛宕山に入山したのが始まりとされています。
- 別伝(平安時代)
- 僧の慶俊と和気清麻呂(わけのきよまろ)が、かつての「白雲寺」の鎮守として愛宕権現を勧請(かんじょう:神様の分霊を祀ること)したのが創始だという説もあります。
- 修験道の隆盛
- 愛宕山は中国の五台山になぞらえられ、愛宕山の五峰に5か寺が置かれていました。
- 特に、朝日峰にあったのが白雲寺であり、愛宕信仰の中心となりました。
【検定対策のポイント】
📝 役小角、泰澄、慶俊、和気清麻呂といった人名と、修験道の霊場であったという事実を押さえておきましょう。

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答1 イザナミノミコト(伊弉冉尊)
答2 千日詣り(せんにちまいり)
答3 白雲寺(はくうんじ)または 白雲山(はくうんざん)
答4 火迺要慎(かのようじん)
答5 泰澄(たいちょう)


