🏯 お寺の建築様式:主な「〇〇様」まとめ#967
京都検定の受験対策として、寺院の建築様式(和様・大仏様・禅宗様・折衷様)を一覧でまとめて解説します。それぞれの様式が生まれた背景や特徴、代表的な寺院を整理し、これから検定を目指す方のための備忘録として役立てていただけます。
この記事内容から抜粋した練習問題5問☆
- 平安時代の主流であり、木割が太く、蟇股(かえるまた)だけが装飾的な彫刻として用いられる、概して大様な造りを特徴とする建築様式を何と呼びますか。
- 鎌倉時代初期、東大寺の再建工事で再建勧進僧の**重源(ちょうげん)**によって、宋の土木技術が導入された建築様式を何と呼びますか。
- 大徳寺法堂や南禅寺に見られ、細い部材を用い、整然とした美しさを持ち、**唐様(からよう)**とも呼ばれる建築様式を何と呼びますか。
- 和様を主として大仏様と禅宗様の両方の要素を取り入れて融合させた、東寺金堂(国宝)に代表される建築様式を何と呼びますか。
- 「和様」の代表的な建築の一つであり、三十三間堂として知られる寺院名を漢字三文字で記述してください。
☆回答は記事の最後にあります。
京都検定の学習にも役立つ、お寺の建築様式について解説します。
1. 🇯🇵 和様(わよう)
平安時代に日本の気候風土に合わせて発達し、主流となった建築様式です。
- 特徴:
- 木割(こわり)が太く、概して大様(おおよう)な造りで、細部にはあまりこだわりません。
- 装飾性は強調されませんが、部材間の空間を埋める**蟇股(かえるまた)**などに装飾的な彫刻が用いられるのが特徴です。
- 代表的な建築:
2. 🇨🇳 禅宗様(ぜんしゅうよう)
鎌倉時代に中国(宋)から禅宗とともに伝わった建築様式で、別名**唐様(からよう)**とも呼ばれます。
- 特徴:
- 細い部材を用い、整然としたシャープな美しさを持ちます。
- 軒の垂木を扇状に放射させる**扇垂木(おうぎたるき)や、扉に桟唐戸(さんからど)**を用いるなどが特徴的です。
- 代表的な建築:
3. 🗿 大仏様(だいぶつよう)
鎌倉時代初期、奈良の東大寺再建工事で採用された建築様式です。
- 特徴:
- **再建勧進僧の重源(ちょうげん)**が、宋(中国)で見聞きしてきた土木技術を指導し、導入したものです。
- 構造を強調し、力強い豪快な印象を与えます。部材を貫通させる**挿肘木(さしひじき)や貫(ぬき)**の多用、**詰組(つめぐみ)**などが特徴です。
- 東大寺再建後、同時代の他の建築にも応用されました。
- 代表的な建築:
- 奈良の東大寺南大門(特に有名ですが、元のテキストにはないので補足として)
- 元興寺極楽坊の本堂
- 薬師寺の東院堂
4. 🤝 折衷様(せっちゅうよう)
和様を主軸として、大仏様と禅宗様の要素を取り入れて融合させた建築様式です。
- 特徴:
- それぞれの様式の長所を取り入れ、時代が下るにつれて多くの建物で見られるようになりました。
- 代表的な建築:
- 東寺金堂(国宝)


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前述の練習問題の解答☆
- 和様
- 大仏様
- 禅宗様
- 折衷様
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