第144回 義母との二世帯リフォーム奮闘記。4か月の同居生活で見つけた「役割」と「おふくろの味」#1205
2025年夏、義父の他界をきっかけに動き出した二世帯住宅リフォームプロジェクト。工事中の4か月間、義母とわが家で同居することになりました。そこには、単なる仮住まいではない、義母への「想い」と、僕自身が救われた「食卓」の風景がありました。
二世帯リフォームの始まりと、4か月の仮住まい生活
2025年夏、東京で義父が亡くなったことを起点に、僕たち夫婦は義母との同居を見据えた「二世帯住居リフォームプロジェクト」をスタートさせました。
リフォーム工事が行われた2025年12月から2026年3月までの4か月間、義母は僕たちの家で一緒に暮らすことになりました。これからの新しい生活に向けた、いわば「プレ同居期間」の始まりです。
義母に託した「役割」という名の健康法
この期間中、義母には日常の家事において大きな役割を担ってもらいました。
- 平日の夕飯づくりと掃除
- 引っ越しに向けた子供たちの荷物の片付け
さらに、リフォームに関しても、外壁や壁紙の色決め、ショールームでの打ち合わせ、現地での課題確認など、できるだけ僕たち夫婦と一緒に参加してもらうようにしました。
これには僕なりの「思惑」がありました。義父を亡くした哀しみを少しでも癒やし、前向きな気持ちになってもらうためには、日々の生活の中で明確な「役割」を持つことが何よりの薬になると考えたからです。
心身の健康と、母の姿を重ねて
義母は2026年で76歳になります。一方で、僕の母は現在84歳で、80代に入った頃から認知症の症状が出始め、現在はサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)で暮らしています。
母が実家で夕飯を作ってくれたのは2020年頃が最後でした。認知機能の衰えによって、もう二度と母の料理を食べられない寂しさを知っているからこそ、義母にはいつまでも元気でいてほしい。今のうちに若い世代と刺激し合い、手足も頭も動かして、心身ともに健康なまま長生きしてほしいと心から願っています。
「もう一つのおふくろの味」に癒やされる日々
僕にとって、義母が作ってくれる家族5人分の夕飯は、特別な意味を持っていました。 かつて慣れ親しんだ「おふくろの味」に飢えていた僕にとって、京都と東京という味付けの違いはあっても、義母の手料理は「もう一つのおふくろの味」として心に染み渡りました。
もちろん、何かをお願いする時は妻を介したりと、お互いに少し気を使い合う絶妙な距離感はあります。しかし、そんな関係性も含めて、どこか面白く、温かい時間だったと感じています。
リフォーム期間を振り返って
この4か月間、リフォームの打ち合わせだけでなく、日帰りで少し遠出のお出かけをしたりと、家族全員で密度の濃い時間を過ごすことができました。
大切な人を失った悲しみを抱えながらも、新しい家での生活に向けて一歩ずつ進んでいく。リフォームの工事期間は、僕たち家族にとって、絆を再確認し、これからの日々を楽しむための大切な準備期間になったのだと思いました。義母が役割を持って生き生きと過ごしてくれたことが、何よりも嬉しかったのでした。
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