京都・東山の実家を活用して、住宅宿泊事業(民泊)を始めました【2025年春の一次報告】#916 介護振り返りnote112
2008年に建て替えた京都・東山区の実家は、僕が東京に住むようになってからは、帰省のときにだけ利用する家になっていました。実際には、僕の両親が15年間暮らしていた家です。
そんな実家ですが、2024年2月に両親が「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」へ引っ越したため空き家となり、この春、京都市に届け出をして「住宅宿泊事業(民泊)」として活用を始めました。営業開始は2025年3月から。急ピッチで改修工事を進め、消防や行政の検査も無事クリアし、新年度スタートに間に合うよう関係者の皆さんに尽力いただきました。

住宅宿泊事業(民泊)の仕組みと運用スタイル
住宅宿泊事業は、普段は住居として使う建物を「不在時のみ」宿泊施設として活用できる制度で、年間の営業上限は180日と決められています。そのため、繁忙期は宿泊予約を受け付け、閑散期はクローズするというサイクルで運用しています。
まず最初の繁忙期となる春。桜の季節からゴールデンウィーク、そして葵祭がある5月にかけて、想像以上に予約が入り、スタートとしては上々の滑り出しとなりました。
実際に運営してみて気づいたこと、想定外の発見も
海外からのお客さんで、1週間から10日ほど連泊される方も多く、「なるほど、こういう使い方をされるのか」と勉強になりました。僕自身、短期宿泊を想定していたので、クローゼットに一時的に荷物を置くような運用が難しいことにも気づきました。
運営の中で感じたことをいくつか挙げると:
- チェックアウト後に、部屋にスナック菓子の香りが充満していた(笑)
- 1階のトイレのウォシュレットや温熱便座が故障した
- 洗濯機はあるのにハンガーが足りない
- 管理スペースで宿泊者の動きを感じていると、出発から帰宅まで、自分たちの旅行と同じようなリズムで過ごしているのが面白い
こうした小さな発見の積み重ねが、今後の改善につながると感じています。
今後に向けて:夏の観光シーズンへ準備中
現在、6月は一旦クローズ期間とし、照明設備(門灯)のリニューアルや給湯器の交換など、気づいた課題への対応を進めています。次の繁忙期は祇園祭がある7月。暑さ対策も含め、少しでも快適に過ごしてもらえるようプチリフォームを実施中です。
おそらく夏が過ぎたらまた「ここが足りない」「あれが壊れた」と出てくるんだろうなと思いますが、まずは1年を通して運営を体験し、しっかり学びを得ていきたいと考えています。

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