#129 the four GAFA 四騎士が創り変えた世界 要約的感想・学べた&気づけた10のコト
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今回の要約的感想は、日本語版が2018年、東洋経済新報社から出された「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」(スコット・ギャロウェイ著)です。
・おすすめのビジネス書を探している方
・GAFAについて詳しく知りたい、学びたい方
・the four GAFA 四騎士が創り変えた世界に興味がある方
the four GAFA 四騎士が創り変えた世界 章構成
この本ニューヨーク大学スターン経営大学院教授であるスコット・ギャロウェイ氏がAmazon・apple・フェイスブック・グーグルの4大企業を独自の視点で分析・紹介しつつ、彼らがどう世界を変えたとのか、そして、五騎士目は何なのか、これからについて考えていく内容になっていて、章構成は以下です。(一部省略)
第1章 GAFA
第2章 アマゾン
第3章 アップル
第4章 フェイスブック
第5章 グーグル
第6章 四騎士は「ペテン師」から成りあがった
第7章 脳・心・性器を標的にする四騎士
第8章 四騎士が共有する「覇権の8遺伝子」
第9章 NEXT GAFA
第10章 GAFA「以後」の世界で生きるための武器
第11章 少数の支配者と多数の農奴が生きる世界
それでは順を追って、この本の要約的感想として、学べた&気づけた10のコトをまとめてみたいと思います。
この本で学べた&気づけた10のコト
大規模小売店・値引き競争の時代からアマゾンへ
これは第2章・アマゾンの件で出てきた内容でしたが、もう一つ、男女の生まれながらに持った感覚として、
女性:生地を触って確認し、着ている服に合わせて靴を試し履き、気に入らなければ別の色がないか尋ねる
男性:食欲を満たしてくれそうなものに目を留めると、殺して(買って)できるだけ早く洞窟に帰る
これはなるほどなぁ、と思いました。
アマゾンはサイトのどのページも店舗になり、顧客が売り手にもなれる、宣伝はレビューに任せられると気づいていた、というこの初期設定はやっぱりすごいですね。
ブランドにとって大事な2つ
同じく第2章での件。
これはシンプルにその通りですね。ユーザーから見て無意識にこの2つはチェックしているのだと思います。
インターネットの得意技を理解する
この「仕訳と流通」に特化させることで、その他の部分はそぎ落とす。
そしてアマゾンの購入も、全面的にクリックなしの注文へと向かっていて、多くの商品でクリックではなく音声で注文した場合の方が価格を安く設定されるようになってきているようですね。
最初から大成功だったわけではない
本から始め、人々がネットで買わなかったものをだんだん取り扱い始めたアマゾンも、
ストーリー:世界最大の店
戦略:低コスト 多くの選択肢 迅速な配達
という当初から軸をブラさずやってきているにしても、最初から利益が出て大成功だったわけではなく、試行錯誤を繰り返しながら今の領域にたどり着いたのですね。
そして、「人々は店に入って商品に触れたいと思う。そこは昔ながらの狩猟採集者の血が騒ぐ場」この原点も忘れてはいけない、Amazonでも、そこは根底にありながら小売業界に存在していると書かれていました。
好感度が高く、希少性を追求して並外れた利益を出したアップル
第3章「アップル」のところから。ipodが発売されたのは2001年後半。当時から、本当のぜいたく品になるためには、
・コンピュータは小さく
・新しい機能を備え
・もっと美しくなる
必要があると考えられていました。
そして、アップルの成功の決め手となったのは、iphoneではなくアップルストアだったと。
アップルは画期的な店舗で電話を売った。
「生きる」とは
これは第4章「フェイスブック」のところで書かれていたコトです。
この中に40代ミドルの僕が入っているのかは不明ですが、確かに、「シェアすること」そしてその反響が生きがいであると感じるところも、確かにあります。
そしてフェイスブックは、「我々をメディアと呼ばないでくれ。我々はプラットフォームだ」と一貫しているこのこと。
・フェイスブックは20億の人々と意義深い関係にある
・人は毎日35分をフェイスブック、インスタグラムとワッツアップを合わせると50分、時間を使っている
・世界の人口が75億人で、12億人が毎日FBとのかかわりを持っている
まぁこの規模感だけでもすごいですよね。
愛は人を長生きさせる
そして第7章から。
これは、自分が今やってる事業に置き換えて、果たしてちゃんとどれかに訴えかけられているか、自問して取り組もうと思いました。
「豊かさ」とは
第10章。
後半になると、本当にためになる内容や考え方が満載でした。
これは40代になった今はよくわかりますね。
昔は「お金持ちになること」や「たくさん稼ぐこと」「仲間をたくさん作りたい」なんて考えていた時もありましたが、そうではなかった。「計画を立てる」この表現は素晴らしいですね。
何を仕事にするか
長文ですが、これは本当にその通りだと思います。
世間からの認知や評価によって、それを好きになっていく、という流れと感情は、これまでも何度か経験してきた心当たりもありますね。
愚痴、文句
僕も若いころ(20代)から上司や組織の悪口・愚痴・文句を言うのが嫌で、(いやというよりもそれに時間を使っても何も解決しないので、というのが一番でしたが)してこなかったくちですが、確かに、そこから前に進めることってなかなかないですね。
まとめ~合わせて読みたい記事
ということで、「the four GAFA 四騎士が創り変えた世界」の要約的感想でしたがいかがでしたでしょうか。
最後に、「起業家タイプかどうか」という判断基準の3項目があったので列記しておきます。
ちなみに僕は、起業家タイプではなかった、ということで納得しました。
1.人前で失敗しても平気でいられるか
2.売り込みは好きか
3.大企業で働くスキルに欠けているか