#412【7月から育て始めたミニトマト】タバコガ、葉巻病を経て冬に復活した話
m3-f blogブログです。今回は、今年半年かけて体感した野菜作りの話。
ミニトマトが、12月2日にきれいにできた屋上菜園の栽培記録です。
・屋上菜園でミニトマトを育てた日記
・ミニトマトに起こった葉巻病、タバコガ被害
・ミニトマトは秋冬のいつまで収穫できるか
苗を植え付けたのが7月2日
今年下半期にお仕事で携わった、東京某所での屋上菜園での野菜作り。
施設(菜園プランター)ができるのがどうしても6月で、野菜を植え育て始めるのが7月からしかできない事情がありました。
・ミニトマトを育てたい
・栽培はオーガニックでやりたい
・できれば固定種を育てたい
ということで、
この菜園に苗を植え付けたのは7月2日。
ミニトマトの苗は、固定種から育てられていた農家さんから譲っていただきました。さてさて、どう育っていくのか。
他の菜園や農園で今年植えたミニトマトの苗は、4月中旬~5月初旬スタート。
真夏に収穫がペースダウンして秋に成長基調になるのは何年も体感しているのですがさすがに7月スタートは初めてで、どうなるかドキドキでした。
スタートダッシュは好調、順調に育つ
日記的に成長の記録を
7月9日、仮支柱を立てる
ちなみに支柱は、この屋上ガーデンの景観に配慮して竹支柱を使いました
7月23日、一回り大きくなる
大きくなってきました。
7月27日、わき芽かきをするほどに育つ
屋上菜園なので、水やりはほぼ毎日。太陽の光を受けてぐんぐん育っています。
台風対策が裏目に、暗雲が立ち込める
記憶にあられるかも、ですが、2021年の8月初旬、台風9号・10号という2つの台風がほぼ同時に日本列島に近づいてきたことがありました。
関東にも接近してくる!という報道(規模はそんなに大きくなかったですが)を受けて、防風対策としていったん菜園プランター全体をネットで覆う対処をしました。
夏や秋の台風の時は、トマトの類は春から育って、基本的にもう根付いて高く育っていることが多いので、特に風対策はしないのですが、今回はまだ植えて1か月、上に向かって育ってる途中だったので、風負けしないようにネットがけ、、
これが失敗でした、、というよりも、このネットの撤収が2,3日遅れてしまったことが、良くなかったのです。
8月18日、タバコガ害を発見、広まる
タバコガの幼虫ですね、同時に、少し土壌が窒素過多だったか、病気まではいかないまでも葉巻の症状が。
特にこのタバコガの幼虫害は、けっこう根強く、真夏の暑さで弱る株の状態と並行して、ミニトマトの生長を止めてしまいました。
8月21日、26日、黒酢スプレーで対処
以前タバコガ害にあった時、アブラムシ対策も兼ねて効果があった「黒酢スプレー」を塗布。
連日の対策でなんとか回復基調になり、上へ上へ、高さ180㎝位まで茎は伸びてきました。
9月~11月 秋に成長、実が付き始める
葉や茎はタバコガ害などでいったんなくなったり細くなりましたが、9月になってようやく(栽培開始からは2か月)、黄色い花が咲き実ができてきました。
そして、少量ずつですが色づいて収穫できるようになってきました。
ミニトマトは30度を大きく超える7~8月の酷暑のシーズンは通常一休み、25度前後といういわゆる生育適温になる9月に入って再度の生長をしてくるのですが、今回の栽培は春~夏の第1期がなく、根づいていたものが秋の成長期に一気に育った感じでした。
なんと11月下旬~12月が一番元気に
この光景が、なんと11月下旬~12月にかけてやってきました。
ミニトマト栽培で僕が一番大好きな、これから赤く色づいていくエネルギーに満ちた実がたくさんなった状態。
ミニトマトを育てた今回の記事まとめ・今回学んだこと
おそらく夏の台風のタバコガの幼虫害の時に諦めていたり、早々に秋冬野菜にシフトチェンジしていたらこの発見と感動はなかったのですが、当たり前のことですが、
あきらめず対処・対策を何度も繰り返して行う
事の大切さを気づかされました。
結局今年は秋~冬にかけて日本列島・関東を直撃する大型の台風がなかったり、生育適温期、虫が減ってくる作物にとって過ごしやすい季節に生長させられたことは、夏に一生懸命対策に追われたことへのご褒美だったのかな、とも思いました。
・7月スタートでもミニトマト栽培(苗から)は可能だが収穫ピークは11月ごろに来る
・防風対策としてネットがけは風通しを悪くして害虫の発生を促してしまう
・タバコガの幼虫害には有機・黒酢の希釈液塗布は有効だった
このあたりが、今回の栽培を通じて学べたことでした。