#057 新東名高速道路 上り線（豊田東～御殿場間）全トンネル！ルポ

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先日の関西出張の帰りに、新東名高速を走って、すべてのトンネルを映像に（入口のところだけですが）おさめてきたので、そのレポートです。

新東名高速道路の上り線を走ったドライブ概要

■日時：2021年10月7日
■出発：愛知県　新東名高速道路　豊田東JCT　09:45
■到着：静岡県　新東名高速道路　御殿場JCT　13:15
■休憩：2回（静岡SA,駿河湾沼津SA）
■所要時間：3時間30分
■天気：晴れ

このドライブの様子をYouTube動画で見る

ちなみにこちらの車載動画などを撮影しているカメラはこちら。

トンネルの多い（長い）新東名高速

関東ー関西の移動に大活躍で、早くて走りやすい新東名高速ですが、山寄りに走っているためトンネルが多い。

2012年4月に当初区間（御殿場～三ケ日）が開通した時に、全長の26％がトンネルだったという情報もありました。

4月14日に開通する新東名、全162kmの6割が橋とトンネル - 日本経済新聞

中日本高速道路会社は2012年1月27日、新東名高速道路の御殿場ジャンクション（JCT）から三ケ日JCTまで ...

 https://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0300W_T00C12A2000000/

この時点で橋が32％、合わせて58％。東名高速は、全長に対してトンネル＋橋で18％というので、いかに多いか、そして、それだけ建設コストもかかっていた、、ということもわかりますね。

新東名高速の本線工事着手は1995年3月。2021年の開通まで17年ですね！
この第1弾の開通区間の全体の事業費は約2兆5,700億円だったとのこと。
ちなみに、一度に開通する長さ（御殿場ー三ケ日間で本線で144.7km）としては、国内の高速道路で最長でした。
（※1969年の東名高速（静岡～岡崎）間は131.6kmだったそうです。

新東名高速の上り線は、豊田東JCTからスタートです。

新東名上り線 全トンネルレビュー（愛知県）

※現地表示看板の「長さ」は、1桁目を四捨五入させているようですね。

岡崎SA～岡崎東IC間

岡崎東IC～長篠設楽原PA間

豆知識ですが、トンネルは5,000mを超過すると、危険物積載車両の通行に制限が出てしまうんですね（道路法46条の規定により）。
なので、そうならないように新東名高速のトンネルはすべて長さが5,000m未満で建設されているそうです。

↑長時間ドライブにはクッションは欠かせない

新城IC～浜松いなさJCT間

新東名上り線 全トンネルレビュー（静岡県）

浜松いなさJCT。ここから県が変わり、静岡に入りました。

浜松いなさJCT～浜松SA間

森掛川IC～掛川PA間

新東名高速は、故障車がどこでも路肩駐車する余裕をトンネル内に持たせています。
東名は、故障車はトンネル内で停車できるのは非常駐車帯に限られています。

掛川PA～藤枝PA間

この区間にある「粟ケ岳トンネル」が、新東名高速最長のトンネルです。
そして、「大草トンネル」が、2009年9月、最後に本杭が貫通したトンネルだったそうです。

藤枝岡部IC～新清水JCT間

新東名高速のトンネルは、入口を大断面化することで、心理的圧迫によるスピードダウン→渋滞発生を解消するように設計されているそうです。

新清水JCT～新富士IC間

※和田島トンネルだけ、上手く入口の映像が撮れてなく💦トンネル内のキャプチャ―画像になりました。

新富士IC～御殿場JCT間

いよいよ最終区間です。

今回のドライブレポートのまとめ

御殿場JCTにたどり着きました！

2度の休憩を挟みましたが、豊田東JCT～御殿場JCTまで3時間30分で運転してきました。
通ったトンネルの数は、

でした。

技術的にもいろいろ駆使されていて、複数のトンネルが、「土木学会田中賞」を受賞していたりします。

快適で走りやすい路線ですが、このトンネルの多さが、東名や中央道と比べると景色の爽快感が少なく感じる要因なのかな、と思います。
次回移動の際には、下り線の全トンネルを、見てみたいと思います。

この記事を書いた人

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京都市出身、現在は東京都江東区に住まい、妻と一緒に小学生＆保育園の二人の子育て中。両親の介護で京都との二拠点生活です。
「野菜作りを楽しむ」をコンセプトにした家庭菜園や農体験の運営を仕事として10年やってきました。今は独立して様々な情報発信などのお仕事と、不動産の管理などをしています。