【京都と三不動】色彩が織りなす守護の美:青・赤・黄の不動明王を巡る#1169

京都とその周辺に伝わる「日本三不動」。青・赤・黄の鮮烈な色彩で描かれた三体の不動明王は、それぞれが国宝や重要文化財に指定された至宝です。平安の美を伝える青蓮院の青不動、情熱的な高野山の赤不動、そして神秘的な三井寺の黄不動。智証大師(円珍)の伝説とともに、信仰と芸術が織りなす「色の守護者」たちの魅力に迫ります。

この記事内容から抜粋した練習問題5問☆
  • 第1問: 青蓮院門跡に伝わる、平安時代を代表する仏画の傑作で、その肉身の色から「青不動」と呼ばれる国宝の正式名称は何ですか?
  • 第2問: 高野山の別格本山・明王院に祀られている、全身が赤く描かれた重要文化財の不動明王像を一般に何と呼びますか?
  • 第3問: 滋賀県大津市の園城寺(三井寺)が所蔵する、全身が黄色で描かれた国宝の不動明王像を何と呼びますか?
  • 第4問: 「赤不動」と「黄不動」は、天台寺門宗の宗祖である誰が修行中に感得した姿を写したものと伝えられていますか?
  • 第5問: 日本三不動のうち、京都府内に位置する寺院に伝わるのは何不動ですか?

☆回答は記事の最後にあります。

古都・京都とその周辺には、**「三不動」**と称される歴史深く、そして色彩豊かな三体の不動明王像が伝わっています。それぞれ「青」「赤」「黄」という鮮烈な色で表現され、古来より人々の信仰を集めてきました。今回は、その奥深い魅力をご紹介します。

1. 青蓮院の「青不動」

京都・東山の名刹、青蓮院門跡に伝わるのが**「青不動」**です。国宝に指定されている「不動明王二童子像」は、平安時代を代表する仏画の傑作。深い青色の肉身は、静謐ながらも圧倒的な力を秘めています。

2. 明王院の「赤不動」

高野山の別格本山・明王院に祀られているのが**「赤不動」です。重要文化財に指定されているこの像は、全身が燃え上がるような赤色**で描かれています。その情熱的な姿は、災厄を焼き払う強い慈悲の心を表しているかのようです。

3. 園城寺(三井寺)の「黄不動」

滋賀県大津市の園城寺(三井寺)が所蔵するのが、国宝**「黄不動」です。こちらは全身が鮮やかな黄色**で描かれています。

智証大師(円珍)と「赤・黄」の不動

実は、赤不動と黄不動は、天台寺門宗の宗祖である**智証大師(円珍)**が、修行中に感得(深く感じ取ること)した姿を写したものと伝えられています。大師が目にした神秘的な光り輝く姿が、現代にまでその色彩とともに受け継がれているのです。

京都検定の知識としても興味深いですが、実際にその色彩の美しさを目にすると、当時の人々の祈りの深さがより身近に感じられるはずです。

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ロスジェネ40代の、あれこれ記録帳を運営しています。
京都市出身、現在は東京都江東区に住まい、妻と一緒に小学生&保育園の二人の子育て中。両親の介護で京都との二拠点生活です。
「野菜作りを楽しむ」をコンセプトにした家庭菜園や農体験の運営を仕事として10年やってきました。今は独立して様々な情報発信などのお仕事と、不動産の管理などをしています。

前述の練習問題の解答☆
  • 第1問の回答: 不動明王二童子像(ふどうみょうおうにどうじぞう)
  • 第2問の回答: 赤不動(あかふどう)
  • 第3問の回答: 黄不動(きふどう)
  • 第4問の回答: 智証大師(ちしょうだいし) または 円珍(えんちん)
  • 第5問の回答: 青不動(あおふどう)

Posted by ロスジェネ40代の、あれこれ記録帳