🌿京都検定合格へ!「下鴨神社」の基本と「御蔭神社」を徹底解説#1023
京都検定の最重要スポットの一つ、下鴨神社(賀茂御祖神社)の知識を徹底整理!祭神、式年遷宮の歴史、そして葵祭の前儀として重要な御蔭神社との関係まで、検定対策に必要な情報を網羅しました。
この記事内容から抜粋した練習問題5問☆
- 下鴨神社の正式名称を答えなさい。
- 下鴨神社と上賀茂神社を合わせて総称する際の呼び名を答えなさい。
- 下鴨神社の祭事のうち、中秋の明月の夜に橘殿で行われる、平安時代から伝わる行事を答えなさい。
- 下鴨神社では、何年ごとに式年遷宮で社殿を造り替える(補修する)制が定められているか答えなさい。
- 下鴨神社の境外摂社であり、葵祭の神迎えの儀式「御蔭祭」が行われる神社名を答えなさい。
☆回答は記事の最後にあります。
この記事で基本を固め、合格への一歩を踏み出しましょう!
目次
はじめに
京都検定の頻出スポットである**「下鴨神社」(正式名称:賀茂御祖(かもみおや)神社)。その歴史から祭事、そして重要な境外摂社である「御蔭神社」**までを、検定対策の備忘録として徹底整理しました。この記事を読めば、あなたの知識がさらに深まり、合格に一歩近づくはずです!

⛩️下鴨神社(賀茂御祖神社)の基本
下鴨神社は、上賀茂神社と合わせて**「賀茂社」**と総称されます。
【基本情報と歴史】
- 正式名称: 賀茂御祖(かもみおや)神社
- 所在地: 左京区下鴨泉川町
- 由緒: 平安遷都以前からこの地に住んでいた賀茂氏の氏神です。
- 祭神:
- 賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)
- 玉依媛命(たまよりひめのみこと)
- 社殿の造営: 天武天皇6年(678年)に造営されました。
- 本殿: 2棟の構造になっており、
- 東殿:玉依媛命を祀る
- 西殿:賀茂建角身命を祀る
【式年遷宮(しきねんせんぐう)】
- 制度の定め: 長元9年(1036年)に宣旨で式年遷宮の制が定められました。
- 第1回: 天喜4年(1056年)
- 原則:20年ごとに本殿以下すべての社殿が造り替えられていました。
- 現在の姿: 現在の主要な社殿は、**文久3年(1863年)**の式年遷宮で造り替えられたものです。
- 現状: 明治35年に社殿が文化財に指定されたため、現在は建て替えが難しく、屋根の葺き替えや漆の塗り替えなど、社殿の補修が中心となっています。境内には74棟の社殿があり、現在は33回目の式年遷宮の最中です。
🐎下鴨神社を彩る主な祭事
【葵祭の前儀】
葵祭(5月15日)に先立って行われる重要な神事です。
- 流鏑馬(やぶさめ)神事:
- 日時: 5月3日
- 内容: 葵祭の前儀として行われます。
- 歩射(ぶしゃ)神事:
- 日時: 5月5日
- 内容: 葵祭の沿道の邪気を祓うための神事です。楼門内の斎庭(ゆにわ)で、大的式(おおまとしき)と屋越(やごし)の神事の二つが行われます。
- 御蔭祭(みかげまつり):
- 日時: 5月12日
- 内容: 上賀茂神社の御阿礼神事(みあれしんじ)に相当する、葵祭の神迎えの儀式です。左京区上高野にある御蔭神社から神を迎えます。応仁・文明の乱で途絶えていましたが、元禄年間に再興されました。
【その他の祭事】
- 名月管弦祭(めいげつかんげんさい):
- 日時: 中秋の明月の夜
- 内容: 平安時代から行われていた祭事で、昭和38年から一般公開されています。橘殿(たちばなでん)で行われます。
- 御手洗(みたらし)祭:
- 場所: 境内末社の御手洗社(井上社)
- 日時: 土用の丑の日
- 内容: 御手洗の池に足をひざまで浸し、罪と穢れ(けがれ)を祓い、無病息災を祈る神事です。
⛩️下鴨神社の境外摂社「御蔭神社」
御蔭神社は、下鴨神社と密接な関係を持つ重要な摂社です。
【基本情報】
- 所在地: 左京区上高野。叡山電鉄・八瀬比叡山口駅の南にある御蔭山にあります。
- 別名: 御蔭山は**御生山(みあれやま)**とも呼ばれます。
- 祭神: 下鴨神社と同じく、賀茂建角身命と玉依媛命を祭神としています。
- 役割: 5月12日の御蔭祭では、この神社から神を迎える儀式が行われます。

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前述の練習問題の解答☆
- 賀茂御祖(かもみおや)神社
- 賀茂社(かもしゃ)
- 名月管弦祭(めいげつかんげんさい)
- 20年ごと
- 御蔭神社(みかげじんじゃ)


