京都での不動産活用、3つの案件の進捗状況(2024年秋)#888 mission084
2024年の夏から取り組んでいる、京都での不動産活用の3つの案件。秋に入り、いよいよ実務的な細かな問題がいろいろ出てきました。
具体的には、
- 左京区の一軒をリフォームして貸家に
- もう一軒は仏壇を移動したうえで売却
- 東山区の実家は民泊施設として活用
という流れで進めています。それぞれの現場での出来事を、記録がてらまとめておきます。
① 左京区の貸家リフォーム|境界塀の劣化と対応
貸家にする左京区の物件では、建物本体のリフォーム工事は、屋根の劣化など多少の予想外はありましたが、基本的には順調に進行中です。
ただし、境界のブロック塀の問題が発覚しました。お隣との境界にある塀が、基礎ごとかなり劣化(腐敗)していて、建て替えが必要に。
この塀、実は誰が建てたものか分からず…。古くからそこに住んでいた僕の親戚が建てたものらしいのですが、はっきりとした記録も証言もありません。
費用は僕側で負担する形になりそうでしたが、さすがにこのまま進めるのは不安だったので、京都に行くタイミングで直接お隣さんに確認することに。
結果としては、お隣さんも「塀が新しくなるのはありがたい」と、快く了解してくれて無事解決。ご近所との信頼関係が大切だと再認識しました。
② 仏壇の移動方法|宗派のお寺と仏具店に相談
売却予定の左京区のもう一軒には、当時のままの仏壇が残っていました。

当初は、東京から妻を呼んで自力で運ぼうかとも考えたのですが、想像以上に立派な造りで、とても素人が動かせるようなものではありません。
それに、仏壇の中身が劣化していたら**買い替えが必要か?魂抜きはどうする?**など、いろいろな心配もありました。
そこで、母方の家系が代々檀家になっていた日蓮宗のお寺の住職に相談。もともと「魂抜き・魂入れ」の儀式をお願いする予定だったお寺です。
すると、住職が信頼している仏具屋さんを紹介してくれました。すぐに下見に来てもらったところ、
- 移動は可能
- 劣化もなく、今では数百万円の価値がある立派な仏壇であること
が判明。しかも驚いたことに、この仏壇は約40年前に母の妹と父が相次いで亡くなった際に、今回の仏具屋さんが納めてくれたものだったんです。
専門家に相談する大切さと、仏壇に込められた時間の重みをあらためて感じました。
③ 東山区の実家を民泊に|インターホンの意外な盲点
3件目は東山区にある実家。11月から民泊として活用するため、両親がサ高住に引っ越した後、残っていた荷物を片付けていました。
10月末には不用品をすべて搬出・処分し、現在は工事に向けての最終調整中です。
そんな中、意外と盲点だったのが「インターホン」。
両親も引っ越して、僕が帰省した時くらいしか誰も出ないのに、宿泊中のゲストにピンポン鳴らされるのは困る…。
「もういっそ外そうか?」とも考えましたが、運営会社の社長さんに確認したところ、
「チェックアウト確認などに必要なので残しておいた方が良い」とのアドバイス。
そこで、
- 元のインターホンは「宿泊用」としてそのまま活用
- 僕が帰省時に使うために「簡易ワイヤレスドアホン」を別に設置
という方向で決着しました。民泊運営は小さな設備の確認も大切ですね。
まとめ|不動産活用は細かいところで差が出る
今回の3案件を通じて、不動産活用や民泊運営には「現場での小さな判断」の積み重ねが本当に重要だと感じました。
境界塀、仏壇の移動、インターホンなど、想像していなかったところで判断を迫られることも多く、その都度、地元の人や専門家に助けてもらいながら進めています。
これから京都で不動産を活用したいと考えている方に、少しでも参考になればうれしいです。
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