第143回【体験記】義父の他界から始まった二世帯リフォーム。同居へのステップと「2段階」の住み替え計画#1204
2025年夏、義父の他界をきっかけに動き出した二世帯住宅リフォームプロジェクト。築30年超の住宅ゆえの苦労や、工期中の義母の住まいを巡る葛藤など、家族が一つにまとまっていく過程を綴ります。
二世帯リフォームの幕開けと築30年の壁
2025年の夏、義父が亡くなったことをきっかけに、義母と同居するための二世帯住居リフォームプロジェクトが本格的に始動しました。
まずは設計・施工をお願いする工務店さんを決定。担当者の方との意思疎通に慣れるまでは少し時間がかかりましたが、ようやくプロジェクトの全体像が見えてきたところです。
今回の舞台となるのは平成2年築の戸建て住宅。リフォームを進める中で直面したのが、**「図面と現地の不一致」**という古い建物ならではの難題でした。30年以上の間に繰り返された細かな改修の記録が図面に残っておらず、実測と合わない箇所が続出。工務店さんと試行錯誤を重ね、ようやく予算とスケジュールの目処が立ちました。
春の門出に合わせたリフォームスケジュール
話し合いを重ねた結果、以下のようなロードマップで進めることになりました。
- 2025年10月: 計画の詳細を決定
- 2025年11月: 工事契約の締結
- 2025年12月~2026年3月: 約4か月間にわたるリフォーム工事
- 2026年4月: 新生活のスタート(引っ越し)
2026年の春といえば、僕の長男が中学校へ、長女が小学校4年生へと進級するタイミングです。子供たちの新学期に合わせられるこのスケジュールは、家族にとっても非常に都合が良いものでした。
工期中の義母の住まい、3つの選択肢
リフォームにおいて最大の懸念点となったのが、**「工事期間中の4か月間、義母がどこで暮らすか」**という問題でした。僕たちは以下の3つの選択肢を検討しました。
- 工務店さんが無償で提供してくれる貸家(少し距離がある)
- 現在僕たちが住んでいる家で一緒に暮らす
- 現場近くに別途賃貸マンションを借りる
当初、義母は「どこでもいいよ」と言ってくれていたため、一番コストのかからない工務店さんの貸家を検討していました。しかし、孫の送り迎えなどを考えると距離がネックになっていました。
義弟からの連絡と、家族の絆を再確認した決断
そんな折、義弟から一本の連絡が入りました。「親父が亡くなって間もない時期に、不慣れな土地で一人、孫とも会わずに暮らすのは心細すぎるのではないか。兄さんのところで面倒を見てくれないか」という相談でした。
その言葉に、僕はハッとさせられました。義母が「どこでもいい」と言っていたのは、決してこだわりがないわけではなく、僕たち家族への精一杯の気遣いだったのだと気づいたのです。
僕たち家族としては、もともと同居は大歓迎でした。改めて義母と話し合い、工事期間中は**「義母が僕たちの家に住み込む」**ことに決定しました。
「2段階の二世帯化」で始まる新しい暮らし
こうして、2025年の冬から「2段階の二世帯住宅化」がスタートすることになりました。まずは仮住まいとして僕たちの家で一緒に暮らし、工事が終われば全員でリフォームした家へ移るという流れです。
もちろん、僕にも少し「したたか」な計算がありました(笑)。平日の夕飯作りや掃除、引っ越しの片付けなどを、義母に無理のない範囲で手伝ってもらえるのは非常に助かるからです。お互いに支え合いながら、新しい生活への準備を進めていく。そんな家族の形が、リフォームを通じてより強固になっていくのを感じたのでした。
あの時の決断があったからこそ、寂しさを抱えていた義母も少しずつ笑顔を取り戻せたように思いました。家族全員で一つの目標に向かう、慌ただしくも温かい冬の始まりだったのでした。
あわせて読みたい記事
おすすめの書籍
今回のブログ記事前後の関連記事