京の情緒を味わう「京ことば」の世界 その2#1162
京都の街角でふと耳にする、やわらかくも奥深い「京ことば」。その響きには、長い歴史の中で育まれた京都独自の美意識や、相手を思いやる絶妙なニュアンスが込められています。今回は、京都検定の備忘録も兼ねて、日常に馴染む4つの魅力的な言葉を深掘りしました。言葉の裏側に隠れた「京都人の感性」を、一緒に覗いてみませんか?
- Q1. 物事が途切れることなく、次から次へと順繰りに続いていく様子を表す京ことばは何?
- Q2. 単に地味なだけでなく、そこに「品格」や「上品な渋み」がある状態を指す褒め言葉は何?
- Q3. 「野暮ったい」「垢抜けない」という意味で使われ、時には親しみを込めて使われることもある言葉は何?
- Q4. 作りや構造が弱々しく、壊れやすい(脆弱な)状態を指す京ことばは何?
- Q5. 「コートナ」という言葉は、どのようなニュアンスを含んだ「地味さ」を表す言葉?
☆回答は記事の最後にあります。
京都の街に溶け込むような、独特のニュアンスを持つ「京ことば」。 今回は、日常の何気ない会話の中に隠れた、奥深い4つの言葉をご紹介します。
1. せんぐり
意味:次から次へと、順繰りに 物事が途切れることなく、テンポよく続いていく様子を表します。「せんぐりせんぐり、用事がやってくるわ」というように、忙しくもどこかリズムのある日常を感じさせる言葉です。
2. コートナ
意味:地味で上品な、渋みがある、落ち着いた 単に「地味」なのではなく、そこに「品格」や「質の良さ」が備わっている状態を指す、最大級の褒め言葉のひとつです。派手さはないけれど、長く愛せるものや、落ち着いた佇まいの人に対して使われます。
3. もっさい(もっちゃり)
意味:野暮ったい、垢抜けない、見栄えがしない 都会的ではなく、少しのんびりとしていて、洗練されていない様子を指します。否定的なニュアンスだけでなく、親しみを込めて「あか抜けない可愛らしさ」を表現する際にも使われることがあります。
4. やにこい
意味:脆弱、壊れやすい、しっかりしていない 作りが弱々しかったり、手入れが行き届いていなかったりする状態を指します。「この椅子、ちょっとやにこいな」といった具合に、物理的なもろさだけでなく、頼りなさを表現する際にも使われる独特の響きを持つ言葉です。
京都検定の勉強を進めると、こうした言葉の裏にある「京都人の感性」に触れることができます。 次回の更新もお楽しみに。

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- せんぐり (解説:テンポよく物事が進むリズム感のある言葉です)
- コートナ (解説:落ち着いた佇まいや質の良さを称える、京都らしい表現です)
- もっさい(もっちゃり) (解説:洗練されていない様子を指しますが、愛嬌を含んで使われることもあります)
- やにこい (解説:物理的な脆さだけでなく、頼りない様子にも使われます)
- 上品、品格がある、渋みがある(といったポジティブなニュアンス) (解説:単なる「地味」とは異なり、内面的な質の良さを評価する言葉です)


