🦌 平家打倒へ最期を賭けた老将の意地!源頼政の人生と「鵺退治」伝説を歩く#1084
源頼政は、77歳の高齢で平家打倒に立ち上がった老将であると同時に、京都を舞台にした「鵺退治」伝説の主人公でもあります。その波乱に満ちた生涯、武士としては異例の出世、そして伝説の舞台となった京都の史跡を辿りながら、頼政の魅力を深く掘り下げます。
- 源頼政が、平治の乱で味方し、その後の政権下で異例の従三位まで上り詰めることになった一族は何ですか。
- 源頼政が武士としては異例の従三位に上ったことから、「源三位」の別名で呼ばれていましたが、この「従三位」の読み方をひらがなで記述してください。
- 源頼政が天皇の病の原因とされる怪異を退治した際、その鏃(やじり)を奉納したと伝えられる、下京区綾小路高倉にある神社は何ですか。
- 源頼政が鵺(ぬえ)を退治した伝説は、軍記物語の最高傑作とされる何という作品に記されていますか。
- 源頼政が最期を遂げた77歳での平家打倒の挙兵は、武運つたなく敗北に終わり、最終的に自刃した場所はどこですか。
☆回答は記事の最後にあります。
源頼政といえば、77歳という高齢で平家打倒の兵を挙げた老将として、また、京都にまつわる有名な伝説の主人公として知られています。その波乱に満ちた生涯と、彼を取り巻く伝説をまとめます。
🗡️ 清和源氏の名門に生まれた波乱の武士
源頼政は、清和源氏の流れを汲む武士です。しかし、源氏が力を失い、平家が全盛を誇る時代を生きることになります。
- 保元の乱(1156年):官軍として参戦。
- 平治の乱(1159年):平家につき、その後の平氏政権下で地位を築きます。
平家一門ではない源氏でありながら、武士としては異例の従三位にまで上り詰め、「源三位(げんさんみ)」と呼ばれました。
🐒 朝廷を守った弓の名手!伝説の「鵺(ぬえ)退治」
頼政の武士としての名声を高め、後世に名を残すことになったのが、「鵺(ぬえ)退治」の伝説です。
【伝説の始まり】
平安京の内裏の守護役を命じられていた頼政。天皇が病に伏せる原因とされる怪異が、京都の夜空を騒がせます。
| 天皇 | 現れた怪異 | 概要 |
| 近衛天皇 | 奇怪な怪物 | 頭は猿、骸(むくろ)は狸、手足は虎、尾は蛇、鳴き声はトラツグミに似ていると描写される。 |
| 二条天皇 | 鵺という怪鳥 | 夜な夜な現れ、鳴き声で天皇を悩ませた。 |
【武士の意地と手柄】
天皇から鵺退治を命じられた頼政は、見事に矢を放ち、怪鳥を退治して手柄を立てます。この手柄は『平家物語』にも記されています。
「武士たるものが怪物退治を命じられるとは」
頼政は、この任務にやるせない気分を抱いていたと伝えられており、武士としての本分と異なる役目を命じられた複雑な心境が垣間見えます。
📍 鵺退治の痕跡を京都で探す
この伝説にまつわる地は、今も京都に残されています。
1. 鏃(やじり)を奉納した場所
- 神明神社:下京区綾小路高倉。頼政が鵺を射た鏃を奉納したと伝えられています。
2. 鵺が住んでいた森
- 大将軍神社:東山三条の西南の森。鵺が住処にしていたと伝えられています。

3. 鵺の血を洗った池の跡
- 二条公園周辺:NHK京都放送局の南。かつてこの辺りに「鵺の池」があり、頼政が鏃についた鵺の血を洗い落とした場所と伝えられています。
⚔️ 平家への反旗と最期
従三位まで上り詰めた頼政ですが、晩年、平家の専横に危機感を抱き、老骨に鞭打って立ち上がります。
77歳という高齢を押して、平家打倒の兵を挙げますが、武運つたなく敗北。
最終的には宇治の地で自刃し、波乱の生涯を閉じました。平家物語の冒頭を飾る「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」という無常観を体現したような、壮絶な最期でした。

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