🌸 キリシマツツジが彩る水鏡!長岡京市の「見返り天神」長岡天満宮を訪ねて#1028
長岡京市に鎮座する長岡天満宮は、学問の神様・菅原道真公ゆかりの地。左遷の途中に腰かけたと伝わる「見返り岩」の故事から「見返り天神」とも呼ばれています。特に春は、八条が池を囲む樹齢150年超のキリシマツツジが池を赤く染め上げ、圧巻の絶景を見せてくれます。歴史と自然が調和する、長岡京市のシンボルを訪ねます。
この記事内容から抜粋した練習問題5問☆
- 長岡天満宮の祭神である菅原道真が、太宰府への左遷の途中に立ち寄って腰かけ、現在も境内に残されている石の名前は何と呼ばれていますか。
- 長岡天満宮の別名として、上記1の故事にちなんで付けられた名前は何ですか。
- 元和9年(1623年)、長岡天満宮の境内一帯を領地とし、東に八条が池を開鑿させた皇族の人物名をフルネームでお答えください。
- 八条が池の中央を渡る中堤にかかる石橋は、どの武家(大名)が寄進したものですか。
- 八条が池の周辺に群生し、樹齢150年を超える古木もあるという、長岡天満宮の春を彩る花は何ですか。
☆回答は記事の最後にあります。
この記事は、歴史と自然が調和する京都・長岡京市の**長岡天満宮(ながおかてんまんぐう)**の魅力をご紹介します。
⛩️ 神社の由緒と「見返り天神」の名の由来
長岡天満宮は、京都府長岡京市に鎮座しています。学問の神様として知られる**菅原道真(すがわらのみちざね)**ゆかりの深い場所です。
- 創始と道真公
- この地は、もともと道真公の領地であり、道真公が太宰府へ左遷される道中に立ち寄ったと伝えられています。
- 道真公の一族が、その**廟所(びょうしょ)**を祀ったことが神社の始まりとされています。
- 見返り天神
- 境内には、道真公が振り返って腰かけたとされる**「見返り岩」が残されており、この故事から神社は別名「見返り天神」**とも呼ばれています。
💧 長岡天満宮を象徴する景観:八条が池
神社の東側一帯は、江戸時代初期に大きな変化を遂げました。
- 八条宮智仁親王
- 元和9年(げんな9年、1623年)に、この境内一帯が皇族である八条宮智仁(はちじょうのみやとしひと)親王の領地となりました。
- 親王は、農業のために天満宮境内の東側に灌漑用水の池を開きました。これが現在の**「八条が池」**です。
- 池にかかる石橋
- 八条が池の中央を渡る中堤(なかづみ)にかかる石橋は、加賀の前田家からの寄進によるものです。
🌺 春を彩る豪華絢爛なキリシマツツジ
長岡天満宮を全国的に有名にしているのが、八条が池を取り囲むように咲き誇るキリシマツツジの群生です。
- ツツジの季節
- 池の中堤と周囲の岸には、数百本のキリシマツツジが植えられています。
- 中には樹齢150年を超える古木もあり、その迫力は圧巻です。
- 見頃は例年4月下旬から5月初めにかけて。燃えるような真紅の花が水面に映る景色は、まさに息をのむ美しさです。
長岡天満宮は、歴史の重みと、四季折々の自然の美しさを同時に感じられる、長岡京市を代表するスポットです。特に春のツツジの時期は、ぜひ一度訪れてみてください!
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前述の練習問題の解答☆
- 見返り岩(みかえりいわ)
- 見返り天神(みかえりてんじん)
- 八条宮智仁(はちじょうのみやとしひと)親王
- 加賀(かが)の前田家
- キリシマツツジ