⛩️【京都検定対策にも!】北野天満宮の魅力徹底解剖!学問の神様の歴史と名物グルメ備忘録#1021
京都検定の受験対策にも役立つ、北野天満宮の徹底解説記事です。学問の神様・菅原道真公の歴史から、豊臣秀吉の伝説的な大茶会にまつわるエピソード、国宝の社殿の秘密、そして門前で味わうべき二大名物餅までを網羅。これから京都を訪れる方、そして合格を目指すあなたのための「最強の備忘録」です。
この記事内容から抜粋した練習問題5問☆
- 北野天満宮の祭神である菅原道真が、政争に敗れて左遷された際の流罪地と、その地で任命された役職名をそれぞれ答えなさい。
- 豊臣秀吉が天正15年(1587年)に北野天満宮で催した大規模な茶会を何と呼びますか。
- 北野天満宮の現在の国宝の社殿は、豊臣秀頼が誰を奉行として慶長12年(1607年)に造営したものですか。
- 社殿前の中門は、太陽、月、星の彫刻があるとされることから**「三光門」**と呼ばれますが、その中で彫刻がないとされるものは何ですか。
- 北野天満宮の名物餅の一つで、豊臣秀吉の北野大茶湯で好評を得た、薄い餅の皮でこし餡を包んだ餅の商品名を答えなさい。
☆回答は記事の最後にあります。
京都検定合格を目指して勉強中の私自身の備忘録として、また、これから北野天満宮(きたのてんまんぐう)を訪れる方のために、その魅力と歴史、そして外せない名物グルメをまとめました。
目次
⭐ 祭神・菅原道真公と「学問の神様」の由来
北野天満宮の主祭神は、ご存じ菅原道真公(すがわら の みちざね)です。
- 出自と功績
- 祖父の清公(きよとも)の代から代々学問の家。
- 道真公自身も文才に恵まれ、文章(もんじょう)博士となり、後に大臣の要職に就きました。
- 道真公の学問所は**「菅家廊下(かんけろうか)」と呼ばれ、貴族の子弟が出世を目指して学んだことから「出世の近道」**とも言われました。
- 左遷と神格化
- 藤原時平との政争に敗れ、大宰府(だざいふ)(当時の役職は大宰権帥<だざいごんのそち>)に左遷され、延喜3年(903年)にその地で没しました。
- 没後、道真公の霊を祀るために創建されたのが天満宮であり、その学問の才から**「学問の神」**として広く信仰されるようになりました。
🏯 社殿と重要文化財:桃山文化を伝える建造物
現在の華麗な社殿は、幾度かの火災を乗り越えて、江戸時代初期に再建・修復されたものです。
- 社殿の造営
- 現在の社殿は、豊臣秀頼が**慶長12年(1607年)に片桐且元(かたぎり かつもと)**を奉行として造営したものです。
- 本殿、石の間、拝殿、楽の間が連結された**「権現造(ごんげんづくり)」**の様式で、国宝に指定されています。
- その後、**元禄13年(1700年)**に修復されました。
- 三光門(さんこうもん)
- 社殿前の中庭にある中門(重要文化財)。
- 桃山風の豪華な装飾が施された四脚門です。
- 門の上部には、太陽、月、星の彫刻があるとされ、**「三光門」**と呼ばれます。
- ただし、星は彫られておらず、三日月の彫刻があることから「三光」とは**「日・月・三日月」を指すという説や、昔、天皇が天満宮を遥拝した際に北極星**が三光門の真上に瞬いていたため、星は彫られていないという説もあります。
🍡 外せない名物グルメ:歴史を持つ二大名物餅
北野天満宮の門前には、道真公や豊臣秀吉公にゆかりのある、歴史ある名物餅があります。
| 名物 | 特徴 | 歴史的背景・場所 |
| 長五郎餅(ちょうごろうもち) | 薄い餅の皮でこし餡を包んだ餅。 | 室町時代末期、河内屋長五郎が売り始めたもの。天正15年(1587年)の豊臣秀吉の北野大茶湯で好評を得た。東門を入った出店で販売(本店は通年販売)。縁日の他、正月、節分、1~3月の土日祝日にも販売される。 |
| 粟餅(あわもち) | 黄色い粟の餅をこし餡で包んだものと、きな粉餅のセット。 | 室町時代に祖先が天満宮境内で売り出したのが始まり。江戸時代に現在の場所に茶店(粟餅所・澤屋)を設けて以来続く老舗。 |
🕳️ 歴史スポット
- 太閤井戸
- 豊臣秀吉が天正15年(1587年)に催した北野大茶湯の際、水を汲んだとされる井戸の跡です。
📝 まとめ
北野天満宮は、道真公の生涯をたどる歴史的な深さと、桃山文化の粋を集めた国宝の社殿、そして地元に根付いた名物グルメの三拍子が揃った場所です。京都検定対策としては、特に道真公の役職や社殿の造営者(秀頼・且元)、三光門の彫刻、名物餅の歴史を押さえておくと良いでしょう!
引き続き、一緒に京都検定合格を目指して頑張りましょう!
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前述の練習問題の解答☆
- 大宰府(だざいふ)、大宰権帥(だざいごんのそち)
- 北野大茶湯(きたのおおちゃのゆ)
- 片桐且元(かたぎり かつもと)
- 星
- 長五郎餅(ちょうごろうもち)