⛩️ 京都三珍鳥居に秘められた歴史!「蚕の社」徹底解説【京都検定対策・初心者向け】#1019

京都の右京区、太秦にひっそりと佇む「蚕の社(かいこのやしろ)」は、京都検定の頻出スポット。正式名称は養蚕神社といい、古代豪族・秦氏ゆかりの古い歴史を持ちます。この記事では、珍しい「三柱鳥居」の秘密や、京都三珍鳥居としての位置づけなど、京都検定対策に必須の重要ポイントを徹底解説。

この記事内容から抜粋した練習問題5問☆
  1. 「蚕の社」の正式名称は何というでしょうか。
  2. 蚕の社が鎮座する神社(本殿)の名称は何でしょうか。
  3. 蚕の社の鳥居は、他に「伴氏社」と「厳島神社」の鳥居と合わせて何と呼ばれているでしょうか。
  4. 蚕の社の境内にある、三方正面で三本柱の珍しい鳥居は何と呼ばれているでしょうか。
  5. 太秦一帯で養蚕・製糸・機織などの技術を伝え、蚕の社(養蚕神社)を信仰した古代豪族の名前を漢字二文字で答えなさい。

☆回答は記事の最後にあります。

これから検定を目指すあなたのための備忘録としてご活用ください。

✅ 1. 「蚕の社」の基本情報と正式名称

  • 通称名: 蚕の社(かいこのやしろ)
  • 正式名称: 養蚕(こかい)神社
  • 所在地: 右京区の太秦の東方、御室川の西にある木島(このしま)神社の境内右側
  • 歴史: 大宝元年(701)の記録が史書**『続日本紀』(しょくにほんぎ)**に残る、秦氏ゆかりの古い社です。

✅ 2. 「京都三珍鳥居」に数えられる理由

京都には珍しい鳥居が三つあり、これを**「京都三珍鳥居」**と呼びます。蚕の社の鳥居はその一つに数えられています。

  • 京都三珍鳥居の構成
    1. 蚕の社の三柱鳥居
    2. 伴氏社(ともうじしゃ)の鳥居
    3. 厳島神社(いつくしまじんじゃ)の鳥居

✅ 3. 最大の見どころ!「三柱鳥居」(みはしらのとりい)

蚕の社のシンボルであり、最も珍しいとされるのがこの鳥居です。

  • 特徴:三方正面(どの角度から見ても正面に見える)で、三本柱で構成されています。
  • 場所: 境内の元糺(もとただす)の池の上段に位置しています。

✅ 4. 「秦氏(はたうじ)」との深いつながり

「蚕の社」という名の通り、この神社は古代豪族である秦氏の信仰の中心地でした。

  • 秦氏の貢献: 秦氏が朝鮮半島から伝来させた養蚕、製糸、機織、染色の技術により、太秦(うずまさ)一帯は栄えました。
  • 信仰の対象: その技術の要である養蚕にちなんで、蚕の社(養蚕神社)が厚く信仰されてきました。

💡 京都検定攻略ポイント

  • 通称の**「蚕の社」と正式名称の「養蚕神社」**の両方を覚える。
  • 鳥居の形状である**「三柱鳥居」「三方正面」「三本柱」**は重要キーワード。
  • **「木島神社」の境内社であることと、古代豪族「秦氏」**との関わりは必ず押さえること。

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ロスジェネ40代の、あれこれ記録帳を運営しています。
京都市出身、現在は東京都江東区に住まい、妻と一緒に小学生&保育園の二人の子育て中。両親の介護で京都との二拠点生活です。
「野菜作りを楽しむ」をコンセプトにした家庭菜園や農体験の運営を仕事として10年やってきました。今は独立して様々な情報発信などのお仕事と、不動産の管理などをしています。

前述の練習問題の解答☆
  1. 養蚕(こかい)神社
  2. 木島(このしま)神社
  3. 京都三珍鳥居(きょうとさんちんとりい)
  4. 三柱鳥居(みはしらのとりい)
  5. 秦氏(はたうじ)

2025年12月6日

Posted by ロスジェネ40代の、あれこれ記録帳