🔮 京都検定合格への道!「ら行・ろ」で始まる寺院の完全攻略メモ#1007
京都検定の合格を目指すあなたへ!「ら行・ろ」から始まる重要寺院(鹿王院、六角堂、六波羅蜜寺など)の情報を完全網羅した受験対策メモです。本尊、創建者、歴史的エピソード、文化財など、試験に必須の知識を効率よく整理し、一問一答形式の練習問題も収録。この記事で苦手分野を克服し、合格を確実なものにしましょう。
この記事内容から抜粋した練習問題5問☆
- 鹿王院で毎年10月15日に開帳される、源実朝が宋から得た寺宝は何という名前ですか。
- 六角堂(頂法寺)の本堂は、ある動物の体の一部にちなんだ形をしています。その体の一部とは何ですか。
- 六波羅蜜寺の創建者であり、口から「南無阿弥陀仏」の六字名号を示す小仏が突き出ている姿で知られる重要文化財の立像は、何上人ですか。
- 応仁・文明の乱後、六角堂(頂法寺)が戦国時代に下京の町衆の自治センターとして果たした役割を、何と呼びますか。
- 廬山寺を天慶年間に北山に開いた与願金剛院を始まりとした人物で、後に「元三大師」として知られる僧は何ですか。
☆回答は記事の最後にあります。
これから京都検定を目指す方へ。膨大な情報の中から、特に重要な寺院のポイントを**「ら行・ろ」**から始まる名称でピックアップし、学習メモとして整理しました。このブログ記事で効率よく知識を定着させ、合格への一歩を踏み出しましょう!
🏛️ 京都の寺院(ら行・ろから始まる)
🌟 鹿王院(ろくおういん)
- 足利義満の宝幢寺(ほうどうじ)の開山塔頭です。
- 宝幢寺は衰退しましたが、鹿王院だけが現在に残っています。
- 毎年10月15日に、源実朝(みなもとのさねとも)が宋から得た仏牙舎利(ぶつげしゃり)が開帳されます。
🌟 六角堂(頂法寺:ちょうほうじ)
- 所在地: 六角通東洞院にあります。
- 宗派: 天台宗。
- 歴史:嵯峨天皇(さがてんのう)の勅願所です。
- 聖徳太子(しょうとくたいし)が観音像を安置する堂を建てたのが創始とされています。太子が四天王寺を建てる用材を求めて当地にやってきた際、水浴びをした池のほとりに置いた如意輪観音が動かなくなったため、ここに堂を建てました。
- 本尊: **如意輪観音(にょいりんかんのん)**です。
- 札所:西国三十三所 第18番です。
- 名称の由来:本堂が六角の構造であることから「六角堂」と呼ばれます。
- 「へそ石」: 本堂の前にある六角形の石は、**京都の中心(へそ)**だといわれています。
- 「験仏所」: **因幡薬師(平等寺)、革堂(こうどう、行願寺)**とともに観音の験仏所として市民が多数詰めかけました。
- 町衆の自治センター: 応仁・文明の乱後、戦国時代には下京の町堂(町衆の自治センター)の役割を果たしました。天文法華一揆の結集地になったこともあります。三好三人衆が入洛しようとした際には、六角堂の鐘が突かれて町衆に危機を知らせたといわれます。
- 華道家元「池坊」: 聖徳太子が水浴びした池のほとりに歴代司僧の坊舎があったことから、室町時代の住職に立花(いけばな、りっか)の名手を数多く輩出しました。現在は華道家元「池坊」の本拠です。
🌟 六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)
- 建立:承和3年(836年)。
- 創建者: 山城淡海(やましろのおうみ)ら。
- 再建: 建仁寺の聞渓良聡(もんけいりょうそう)。
- 六道とは: **「地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上」**の六つの世界のことです。
🌟 六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)
- 創建者:空也上人(くうやしょうにん)。
- 前身は**西光寺(さいこうじ)**です。
- 宗派:真言宗智山派。
- 本尊:十一面観音立像(りゅうぞう)(国宝)。
- 寺宝:木造の空也上人立像(重要文化財)。
- 特徴:左手に鹿角の杖、首に鉢をつるし、右手に撞木(しゅもく)を握る姿です。これは鉢叩き念仏を勧める姿を表しています。
- 口から突き出ている6体の小仏は、「南無阿弥陀仏」の名号を示しています。
- 作者: 胎内銘から、鎌倉時代の仏師・**康勝(こうしょう)**の作品と判明しています。
🌟 廬山寺(ろざんじ)
- 所在地: 上京区の寺町広小路。
- 宗派:圓浄宗(えんじょうしゅう)の本山です。
- 始まり: **元三大師 良源(がんざんだいし りょうげん)**が、**天慶年間(938年~947年)に北山に開いた与願金剛院(よがんこんごういん)**が始まりとされています。
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前述の練習問題の解答☆
- 仏牙舎利(ぶつげしゃり)
- へそ(へそ石)
- 空也上人(くうやしょうにん)
- 町堂(まちどう)
- 良源(りょうげん)