📝【京都検定対策】ら行（ら～れ）から始まる京都の寺院を徹底攻略！覚え方と魅力的な見どころ#1006

京都検定の合格を目指すあなたへ！「ら行（ら～れ）」から始まる京都の重要寺院を厳選し、その歴史や特徴、名物行事を徹底解説します。龍安寺の創建の歴史や、了徳寺の「大根焚き」の由来など、検定に必須の知識を効率よくインプットしましょう。

この記事では、京都検定を目指す方のために、ら行（ら～れ）から始まる重要な寺院の情報を整理し、覚えやすくまとめています。それぞれの寺院が持つ歴史や行事をチェックして、効率的に知識を定着させましょう。

🏯 来迎院（らいごういん）

• 所在地: 三千院の東
• 宗派: 天台宗
• 歴史と特徴:
  • 円仁（えんにん） が創建した寺院です。
  • 天台宗の仏教音楽である天台声明（てんだいしょうみょう） の道場として知られています。

🏯 立本寺（りゅうほんじ）

• 所在地: 京都市上京区
• 宗派: 日蓮宗
• 歴史と特徴:
  • 日蓮宗の有力寺院の一つです。
  • 江戸時代の豪商で、文化人としても知られる佐野紹益（さの じょうえき） の菩提寺であり、佐野紹益の墓があります。

🏯 龍安寺（りょうあんじ）

• 所在地: 京都市右京区
• 宗派: 臨済宗妙心寺派
• 歴史と特徴:
  • もともとこの地には、円融天皇（えんゆうてんのう） の御願で建てられた円融寺（えんゆうじ） がありました。（円融寺は四円寺の一つ）
  • 境内の鏡容池（きょうようち） は、円融寺の苑池の跡です。
  • 円融寺が衰えた後、平安時代末期に左大臣の藤原（徳大寺）実能（ふじわら/とくだいじ さねよし） が譲り受けて山荘を造営し、その中に徳大寺を建てました。
  • 室町時代、細川勝元（ほそかわ かつもと） がその徳大寺を譲り受け、禅の寺としました。
  • 細川勝元が招いた義天玄承（ぎてん げんしょう） が、師匠の日峰宗瞬（にっぽう そうじゅん） を勧請開山として、自身は創建開山となりました。
  • 石庭（方丈庭園） が特に有名で、世界遺産にも登録されています。

🏯 了徳寺（りょうとくじ）

• 所在地: 京都市右京区鳴滝（なるたき）
• 宗派: 真宗大谷派
• 名物行事：大根焚き（だいこんたき）
  • 時期: 毎年12月9日、10日
  • 由来（親鸞上人との故事）:
    • 親鸞上人が鳴滝を訪れた際、感激した村人が鳴滝名物のダイコンを薄塩で味付けして差し上げました。
    • 親鸞上人は大変喜び、お礼に十字の名号「帰命尽十方無礙光如来（きみょうじんじっぽうむげこうにょらい）」 を書こうとしましたが、墨も筆もありませんでした。
    • そこで、大根を炊いた「すす」 をかき集めて水で練って墨とし、すすきの穂を筆として名号を書きました。
    • この「すすきの名号」を徳として、毎年報恩講を行うようになったのが「大根焚き」の始まりとされています。
  • 境内には、この故事にちなんだすすき塚があります。

🏯 霊鑑寺（れいかんじ）

• 所在地: 鹿ケ谷（ししがたに）
• 歴史と特徴:
  • 皇室ゆかりの門跡寺院（もんぜきじいん） です。
  • 南東には、源平時代の悲劇の人物である俊寛（しゅんかん） の山荘があったとされる場所を示す**「此奥俊寛山荘地」の碑**があります。

🏯 蓮華寺（れんげじ）

• 所在地: 京都市右京区御室大内町（おむろおおうちちょう）
• 山号・宗派:五智山（ごちざん）、真言宗別格本山
• 名物行事：きゅうり封じ
  • 由来:弘法大師 空海 が、一切衆生（すべての人々）の安穏を願って五智不動尊を宗祀し、「きゅうり封じ」の秘法を残したと伝えられています。
  • 加持祈祷（かじきとう）されたきゅうりが、病気や災難を封じ込めるとして希望者に授与されます。

⚠️注意点: 「蓮華寺」という名前の寺院は、今回紹介した右京区の寺院のほかに、左京区にもあります。京都検定では区別して覚える必要があります。

📚 まとめとワンポイントアドバイス

• 「了徳寺」 は、「鳴滝」 と 「大根焚き（12月9,10日）」、そして 「すすきの名号」 のエピソードを結びつけて覚えましょう。
• 「龍安寺」 は、「円融寺」 $\rightarrow$ 「徳大寺」 $\rightarrow$ 「細川勝元」 という歴史の流れを把握しておくと、創建の経緯が理解しやすくなります。
• 「蓮華寺（右京区）」 の 「きゅうり封じ」 は、真言宗の開祖である 「弘法大師 空海」 が起源であるという点をセットで覚えておきましょう。

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