🏯 京都検定対策!知っておきたい「な行」の古都の名刹【仁和寺・西本願寺など】#1002
京都検定の合格を目指す方に必見!「な行」から始まる主要な寺院、仁和寺、西本願寺、二尊院などの歴史と重要ポイントを徹底解説。年号寺院の創建秘話、世界遺産の遺構、そして皇室との深い関わりなど、知っておきたい古都の名刹の情報を整理しました。受験対策の備忘録としてご活用ください。
この記事内容から抜粋した練習問題10問☆
- 光孝天皇の御願により創建され、**仁和4年(888年)**に金堂が完成したことから、その年号を寺名に持つ寺院名を答えなさい。
- 皇族や貴族が住職を務める寺院を指す「門跡寺院」のうち、最初となった寺院はどこか答えなさい。
- 仁和寺の第一世となり、また、仁和寺の金堂の南に僧坊を建てたことから**「御室」**と尊称された天皇は誰か答えなさい。
- 『徒然草』の著者である吉田兼好が、一時期、南の双ケ丘の麓に庵を結んで住んでいたことがある寺院の名称を答えなさい。
- 京都府宮津市にあり、西国三十三所の第28番札所である寺院名を答えなさい。
- 親鸞の娘である覚信尼が、大谷廟堂(文永9年1272年)に作ったのが起源とされ、豊臣秀吉の寄進により現在地に移った寺院はどこか答えなさい。
- 徳川家康から烏丸七条の地を寄進され、慶長7年(1602年)に教如が分立させた寺院に対して、元の寺院を何と呼ぶか答えなさい。
- 西本願寺にある、聚楽第の遺構と伝えられ、滴翠園内に位置する国宝の楼閣名を答えなさい。
- 本尊として釈迦如来と阿弥陀如来の二尊を祀り、嵯峨天皇の勅願により創建され、法然が九条家の援助で再興した寺院名を答えなさい。
- 鹿ケ谷にあり、楼門の滝の上に**「俊寛僧都忠誠の碑」**が建てられている寺院名を答えなさい。
☆回答は記事の最後にあります。
この記事では、京都検定に頻出する「な行」から始まる主要な寺院について、その歴史や特徴を詳しく解説します。これから京都検定を目指す方はもちろん、京都の深い歴史に触れたい方も必見です!
🏛️ 仁和寺(にんなじ)
- 所在地: 右京区御室(おむろ)
- 宗派・山号: 真言宗御室派、山号:大内山(おおうちざん)
- 本尊: 阿弥陀三尊(光孝天皇の等身の如来)
- 重要ポイント
- 最初の門跡寺院:皇族や貴族が住職を務める寺院のルーツです。
- 年号寺院:光孝天皇の御願により、仁和2年(886年)に建設が始まりましたが、天皇は竣工を見ずに崩御されました。その遺志を継いだ宇多天皇によって**仁和4年(888年)**に金堂が完成したことから、年号を冠しています。
- 宇多天皇:のちに出家して、仁和寺第一世となりました。
- 御室(おむろ):宇多天皇が仁和寺の金堂の南に僧坊を建て、政務所としたことから「御室」と尊称されました。これが地名にもなっています。
- 落慶供養の導師:**真然(しんぜん)**が務めました。彼は空海の弟子にあたります。
- 吉田兼好:『徒然草』で有名な兼好法師は、一時期、仁和寺の南にある双ケ丘(ならびがおか)の麓に庵を結んで住んでいました。
🌊 成相寺(なりあいじ)
- 所在地: 宮津市(※京都府内ですが、京都市外です)
- 霊場:西国三十三所の第28番札所です。
- 本尊: 聖観音(しょうかんのん)
- 備考: 天橋立を見下ろす高台に位置する景勝地としても知られています。
🕊️ 西本願寺(にしほんがんじ)
- 正式名称: 龍谷山本願寺(りゅうこくざん ほんがんじ)
- 世界遺産: 1994年(平成6年)に**「古都京都の文化財」**の一つとして登録されました。
- 起源: 親鸞の娘・**覚信尼(かくしんに)**が文永9年(1272年)に東山の大谷廟堂(おおたにびょうどう)に建てたのが始まりとされます。
- 現在地への移転: 天正19年(1591年)、豊臣秀吉の寄進により現在地に移転しました。当時の本願寺の法主は**顕如(けんにょ)**で、彼は大坂城(摂津石山)で織田信長と合戦の末に和解していました。
- 東本願寺の分立: 慶長7年(1602年)、徳川家康から烏丸七条の地を寄進された教如(きょうにょ)が東本願寺を分立させ、現在に至ります。
- 国宝「飛雲閣(ひうんかく)」
- 滴翠園(てきすいえん)内にある楼閣で、聚楽第(じゅらくだい)の遺構と伝えられています。
- 三層: 滴星楼(てきせいろう)
- 二層: 三十六歌仙を描いた歌仙之間(かせんのま)
- 一層: 招賢殿(しょうけんでん)、舟入之間(ふないりのま)、八景之間(はっけいのま)、茶室・いく昔席(いくじゃくせき)などがあります。
- 白書院・対面所
- もともとは別棟でしたが、移築され一棟になりました。
- 内部には多くの天井画や障壁画があり、豪華絢爛な桃山文化を今に伝えています。
🌸 二尊院(にそんいん)
- 本尊: 釈迦如来(しゃかにょらい)と阿弥陀如来(あみだにょらい)の二尊(二つの如来)を本尊とすることから名づけられました。
- 創建: 嵯峨天皇の勅願により、承和年間(834年~848年)に**二尊教院華台寺(けだいじ)**として建立されました。
- 再興と宗派:
- 一度衰退しましたが、**法然(ほうねん)**が九条家の援助を得て再興しました。
- かつては天台・真言・律・浄土の4宗兼学の道場でした。
- 法然の遺骨を納めた**雁塔(かりがねのとう)**が建てられています。
- 応仁の乱後の復興: 応仁の乱で被害を受けましたが、長門(現在の山口県)の僧・広明恵教(こうみょうえきょう)が永正年間(1504年~1521年)に三条西家の援助を受けて復興を遂げました。
💧 如意寺(にょいじ)
- 所在地: 鹿ケ谷(ししがたに)
- 特記事項: 楼門の滝の上には、**「俊寛僧都忠誠の碑(しゅんかんそうずちゅうせいのひ)」**が建てられています。
- 俊寛僧都は、平清盛に反抗した鹿ケ谷の陰謀に加わり、のちに鬼界ヶ島へ流された人物です。
【この記事のまとめ】
京都検定の「な行」寺院は、皇室との関わりが深い仁和寺、浄土真宗の歴史の中心である西本願寺など、古都の歴史を語る上で欠かせないスポットばかりです。各寺院の創建者、宗派、そして歴史的背景にある人物をセットで覚えることが合格への近道となります。
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