🏯【京都検定対策】禅の最高峰!南禅寺とその塔頭(金地院)を徹底解説#1001

京都検定の受験を目指すあなたへ!禅宗寺院の最高峰である南禅寺の歴史と魅力を徹底解説します。亀山天皇の離宮から禅寺へ変わった経緯や、足利義満が行った五山位次の大改正で別格の地位を確立した背景を深掘り。

この記事内容から抜粋した練習問題5問☆
  1. 南禅寺は文永元年(1264年)に、ある天皇の御所として建てられた**「禅林寺殿」**から始まりました。この天皇は誰ですか。
  2. 南禅寺の開山(初代住職)となった人物は誰ですか。彼は、亀山法皇を悩ませた死霊を鎮めたことで知られています。
  3. 至徳3年(1386年)、足利義満が行った五山位次(いじ)の大改正において、南禅寺は京・鎌倉両五山の上に昇格しましたが、この時、義満に進言したとされる南禅寺の住持は誰ですか。
  4. 南禅寺の塔頭である金地院にある、小堀遠州作の雄大な枯山水庭園は、その意匠から何と呼ばれていますか。
  5. 金地院にある、八つの窓を持つことから名付けられ、京都三名席の一つに数えられる茶室の名称は何ですか。

☆回答は記事の最後にあります。

また、塔頭・金地院の「鶴亀の庭」や「八窓席」など、検定対策に必須の重要ポイントを網羅します。

🧐 南禅寺の歴史と魅力を深掘り:禅寺の最高位となった理由

【南禅寺の基本情報】

  • 📍 所在地: 左京区南禅寺福地町
  • 🙏 宗派・寺格: 臨済宗南禅寺派の大本山
  • 🌟 特徴: 日本の禅宗寺院のなかで最も格式の高い寺院(別格本山を除く五山の上に位置する)

【南禅寺のはじまり:亀山天皇と呪われた離宮】

南禅寺の歴史は、文永元年(1264年)に亀山天皇が、生母である**大宮院姞子(きっし)の御所として建てた「禅林寺殿(ぜんりんじどの)」**という離宮に始まります。

  • 💡 禅寺創建前の土地の歴史:
    • 南禅寺の地は古くから**「福地」と呼ばれ、かつては園城寺(三井寺)の別院である最勝光院**がありました。
    • この地にゆかりの者の死霊が出没し、亀山法皇(天皇が出家した姿)を悩ませるようになります。
    • 西大寺の叡尊を招いて祈祷するも鎮まらず、最終的に**東福寺の無閑普門(むかんふもん)**を招いて祈祷したところ、死霊は鎮まりました。
    • この出来事により、亀山法皇は無閑普門に深く帰依し、彼を開山として離宮の跡地に禅寺を創立することを決めます。

【禅寺としての南禅寺の誕生】

  • 譲位と出家: 文永11年(1274年)、亀山天皇は譲位して出家します。
  • 寺院化:正応4年(1291年)、亀山法皇は禅林寺殿を改めて**「竜安山(りゅうあんざん)禅林禅寺」**としました。これが南禅寺の始まりです。
  • 公家社会への浸透: 亀山法皇の篤い信仰により、禅の教えが公家(貴族)社会へと深く浸透していくきっかけとなりました。

【禅宗寺院の頂点へ:五山制度との関わり】

🌟 五山の第一位へ

  • 後醍醐天皇による決定: 南禅寺は、後醍醐天皇によって、大徳寺と並ぶ**「五山の第一位」**とされました。
  • 住持の反応: 当時の住持であった**明極楚俊(みんきそしゅん)**は、南禅寺が鎌倉の建長寺や円覚寺よりも上位に位置付けられたことに対し、恐縮し天皇に謝したと伝えられています。

🌟 足利政権下の攻防と五山制度の改革

  • 天台勢力との争い: 足利政権の始まりは、南禅寺天台宗(比叡山延暦寺)の勢力との争いの開始でもありました。南禅寺の勢力拡大を恐れる山門(延暦寺)側が攻撃の構えを見せる中、南禅寺は防衛に回ります。総じて幕府は禅宗寺院に好意的でした。
  • 五山位次(いじ)の大改正:至徳3年(1386年)足利義満の時代に相国寺を加えて五山位次の大改正が行われました。
    • この時、南禅寺は**「京・鎌倉両五山の上に昇格」**し、禅宗寺院の中で別格の最高位に位置付けられました。
  • 義満への進言: この昇格を進言したのは、当時の南禅寺の住持であった**義堂周信(ぎどうしゅうしん)**とされています。この改革により、初めて京都側の禅寺が優位となる位次が確立されました。

🍵 南禅寺の塔頭:金地院(こんちいん)の極上庭園と茶室

【金地院のハイライト】

  • 鶴亀の庭(枯山水庭園):小堀遠州(こぼりえんしゅう)の作庭として非常に有名です。鶴島と亀島を配置した雄大な枯山水庭園で、桃山時代から江戸時代初期にかけての代表的な庭園として特別名勝に指定されています。
  • 八窓席(はっそうせき): 江戸時代初期に造られた茶室で、重要文化財に指定されています。
    • **京都三名席(さんめいせき)**の一つに数えられ、壁に設けられた八つの窓から光を取り込む工夫が特徴です。

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ロスジェネ40代の、あれこれ記録帳を運営しています。
京都市出身、現在は東京都江東区に住まい、妻と一緒に小学生&保育園の二人の子育て中。両親の介護で京都との二拠点生活です。
「野菜作りを楽しむ」をコンセプトにした家庭菜園や農体験の運営を仕事として10年やってきました。今は独立して様々な情報発信などのお仕事と、不動産の管理などをしています。

前述の練習問題の解答☆
  1. 亀山天皇(かめやまてんのう)
  2. 無閑普門(むかんふもん)
  3. 義堂周信(ぎどうしゅうしん)
  4. 鶴亀の庭(つるかめの庭)
  5. 八窓席(はっそうせき)

2025年11月28日

Posted by ロスジェネ40代の、あれこれ記録帳