📝 京都の寺院(か行)備忘録#986
京都検定受験を目指す方へ!「か行」の主要な寺院(祇王寺、広隆寺、華厳寺など)に焦点を当て、歴史的背景や重要文化財、所在地をコンパクトにまとめました。『平家物語』ゆかりの地や、通称「泣き弥勒」「鈴虫寺」といった頻出のキーワードを効率よく覚え、合格への一歩を踏み出しましょう。
この記事内容から抜粋した練習問題5問☆
| No. | 設問 |
| 1 | 『平家物語』に登場する白拍子(しらびょうし)、祇王や祇女(ぎじょ)ゆかりの寺で、平清盛の像も安置されているのはどこか。 |
| 2 | 西国三十三所の第19番札所であり、本尊が千手観音で、寺町通丸太町下るに位置する寺院の通称は何か。 |
| 3 | 天龍寺の塔頭(たっちゅう)であり、その名前に「弘」の字が含まれる寺院はどこか。 |
| 4 | 「泣き弥勒」の通称で知られる宝髻(ほうけい)弥勒菩薩像を安置し、太秦(うずまさ)に位置する寺院はどこか。 |
| 5 | 法然上人の弟子である良鎮(りょうちん)が嵯峨の二尊院の北に創建し、のちに祇王寺の礎となった寺院の名前は何か。 |
☆回答は記事の最後にあります。
京都検定受験のための重要ポイントを「か行」の寺院に絞ってまとめました。これから目指す方の学習メモとしてご活用ください。
目次
⛰️ 祇王寺(ぎおうじ)
- 安置されている像:祇王、祇女、母、平清盛の像
- 歴史的背景:
- 往生院の跡地に建てられた。
- 『平家物語』に登場する白拍子(しらびょうし)である祇王と祇女の姉妹、そして新人の白拍子であった仏御前ゆかりの寺。
- 現在の形になったのは明治時代。
- 往生院について:
- 法然上人の弟子である良鎮(りょうちん)が、嵯峨の二尊院の北に創建した。
🎶 華厳寺(けごんじ)
- 通称:「鈴虫寺」(一年中鈴虫が鳴いているため)
- 立地:西芳寺(さいほうじ)の北にある。
📿 革堂(こうどう) / 行願寺(ぎょうがんじ)
- 札所:西国三十三所の第19番札所
- 本尊:千手観音
- 開基:行円(ぎょうえん)
- 所在地:寺町通丸太町下る

🙏 空也堂(くうやどう)
- 由来:空也の念仏の道場として建てられた。
- 所在地:蛸薬師通堀河東
🖼️ 広隆寺(こうりゅうじ)
- 所在地:太秦(うずまさ)
- 本尊:大日如来
- 有名な仏像:
- 宝髻(ほうけい)弥勒菩薩像
- 特にその泣いているような表情から「泣き弥勒」の通称を持つ。
🌲 弘源寺(こうげんじ)
- 種別:天龍寺の塔頭(たっちゅう)

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前述の練習問題の解答☆
| No. | 回答 |
| 1 | 祇王寺(ぎおうじ) |
| 2 | 革堂(こうどう)または行願寺(ぎょうがんじ) |
| 3 | 弘源寺(こうげんじ) |
| 4 | 広隆寺(こうりゅうじ) |
| 5 | 往生院(おうじょういん) |


