📝 京都検定受験対策:京都の寺院(あ行・え/お)
京都検定合格を目指す方のための備忘録!「永観堂」「円勝寺」「乙訓寺」など、あ行・え/おで始まる重要な寺院の要点をまとめました。「みかえり阿弥陀」や六勝寺、歴史上の人物との関わりなど、試験で問われやすいポイントをチェックして知識を定着させましょう。
この記事内容から抜粋した練習問題5問☆
- 永観堂の「みかえり阿弥陀」と呼ばれる本尊の阿弥陀如来立像は、どのような特徴を持っていますか?
- 六勝寺の一つである円勝寺は、鳥羽天皇の中宮であった誰の御願寺(ごがんじ)ですか?
- 達磨堂に日本三達磨の一つとされる達磨像が安置されている円福寺(達磨堂)は、何市にありますか?
- 六勝寺の一つで、近衛天皇の御願寺であった延勝寺に安置されていたことで知られる仏像は、丈六の何という仏像ですか?
- 桓武天皇の弟・早良親王が幽閉された乙訓寺(おとくにでら)は、奈良の長谷寺から移植された花の名所として知られます。その花の名前は何ですか?
☆回答は記事の最後にあります。
これから京都検定を目指す方へ、学習した寺院の要点を備忘録としてまとめます。今回は「あ行・え/お」で始まる寺院の一部です。
目次
1. 永観堂(えいかんどう)
- 正式名称: 禅林寺(ぜんりんじ)
- 別名:もみじの永観堂として知られる紅葉の名所。
- ゆかりの人物: 七世住持の永観(ようかん)。
- 特徴的な仏像:
- 「みかえり阿弥陀」(阿弥陀如来立像)。
- 永観が念仏行道の修行をしていた際、先に立つ阿弥陀像が振り返り、「永観、遅し」と語りかけたという伝承を持つ。
2. 円勝寺(えんしょうじ)
- 六勝寺(ろくしょうじ)の一つ:
- 法勝寺・尊勝寺・最勝寺・円勝寺・成勝寺・延勝寺の六つの寺院の総称。
- 御願寺(建立者):待賢門院(たいけんもんいん)(鳥羽天皇の中宮・璋子 (しょうし))。
- 設立の背景: 白河天皇が建てた法勝寺などが並ぶ地に、待賢門院の御願により建立されました。
- 本尊:大日如来。
3. 円福寺(えんぷくじ) / 達磨堂(だるまどう)
- 所在地:八幡市(京都市外)。
- 特徴: 境内に達磨堂がある。
- 重要文化財:
- 達磨堂に安置されている達磨像は、日本三達磨の一つと称される。
4. 延勝寺(えんしょうじ)
- 六勝寺(ろくしょうじ)の一つ:
- 円勝寺と同じく、六勝寺の一つ。
- 御願寺(建立者):近衛天皇(このえてんのう)。
- 特徴的な仏像:
- 丈六(じょうろく)の九体阿弥陀像が安置されていたことで知られる。
5. 乙訓寺(おとくにでら)
- 所在地:長岡京市(京都市外)。
- 創建:
- 推古天皇の勅願に基づき、聖徳太子が創建したと伝わる。
- 歴史的な出来事:
- 桓武天皇の弟・**早良親王(さわらしんのう)**が、謀反の疑いで幽閉された場所として知られる。
- 特徴:
- 牡丹(ぼたん)の名所として有名。
- 牡丹は、奈良の牡丹の名所である長谷寺から移植されたもの。
このまとめが、あなたの学習の一助となれば幸いです。
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前述の練習問題の解答☆
- 振り返っている(首を左に曲げた)姿。
- 待賢門院(たいけんもんいん、璋子 しょうし)。
- 八幡市(やわたし)。
- 九体阿弥陀像(くたいあみだぞう)。
- 牡丹(ぼたん)。