🏯京都検定:「~造り」の建築様式(備忘録)#966
【京都検定受験者必見!】「~造り」の建築様式は、京都の歴史や文化を深く理解するために欠かせない重要テーマです。この記事では、貴族の「寝殿造」、武士の「書院造」など、4つの様式を特徴的な要素(檜皮葺、花頭窓など)とともに徹底解説。得点源となる知識を効率よく整理し、合格へ一歩近づきましょう!
この記事内容から抜粋した練習問題5問☆
問1. 平安・鎌倉期の貴族の住宅様式で、南向きの寝殿を中心に、左右と背後に対屋を配置する建築様式を何といいますか。
問2. 書院造の屋根葺き材として、檜の樹皮を用いるものを何といいますか。
問3. 寝殿造りを実用向きに改変し、防御性・居住性を高めた、鎌倉時代から室町時代初期にかけての武士の住宅様式を何といいますか。
問4. 禅宗寺院の仏殿などに見られ、鹿苑寺金閣にも要素が見られる建築様式で、特に上部が尖った独特の窓(花頭窓)を持つのが特徴の様式を何といいますか。
問5. 室町時代以降の武家住宅に起源を持ち、床の間や付書院などの座敷飾りが整えられた、近世の住宅建築の基本となった様式を何といいますか。
☆回答は記事の最後にあります。
これから京都検定を目指す方のための備忘録として、日本の伝統的な建築様式である「〜造り」に関する重要ポイントをまとめました。
📝書院造(しょいんづくり)
- 起源・時代: 室町時代以降の武家住宅に起源を持つ、近世の住宅建築の様式。
- 特徴的な要素:
- 床の間、違い棚、付書院(つけしょいん)、帳台構(ちょうだいがまえ)などを備える座敷を基本とする。
- 座敷の形式が整い、後の茶室などにも影響を与えた。
- 屋根の特徴:
- 多くは入母屋造(いりもやづくり)の屋根。
- 屋根葺き材は檜皮葺(ひわだぶき)が用いられることが多い。
👑寝殿造(しんでんづくり)
- 起源・時代:平安時代・鎌倉時代の貴族の住宅様式。
- 構造の特徴:
- 敷地の中央に正殿である寝殿が南向きに建つ。
- 寝殿の左右と背後に対屋(たいのや)が配置される。
- これらが廊下(渡殿・わたどの)で結ばれ、全体として開放的な構造を持つ。
🛡️武家造(ぶけづくり)
- 起源・時代: 鎌倉時代から室町時代初期にかけての武士の住宅様式。
- 特徴:
- 寝殿造りを実用向きに改変した様式。
- 寝殿造りの開放性を改め、間仕切りを増やし、居住性や防御性を高めた。
- (補足): 「武家造」は時代とともに発展し、最終的に「書院造」へと移行していく過渡期の様式を指すことが多い。
🙏仏殿造(ぶつでんづくり)
- 特徴: 寺院建築の様式、特に禅宗寺院の仏殿(本堂)に見られる様式。
- 著名な例:鹿苑寺(ろくおんじ、金閣寺)の舎利殿(一層目)など。(※金閣は複数の様式が組み合わされている点に注意)
- 特徴的な要素:
- 上部が尖った独特の花頭窓(かとうまど)を持つ。
- 採光のための明窓(めいそう)が配置される。
- 天井は装飾を施さない鏡板張り(かがみいたばり)であることが多い。
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前述の練習問題の解答☆
問1. の回答: 寝殿造(しんでんづくり)
問2. の回答: 檜皮葺(ひわだぶき)
問3. の回答: 武家造(ぶけづくり)
問4. の回答: 仏殿造(ぶつでんづくり)
問5. の回答: 書院造(しょいんづくり)