🏛️ 京都市民憲章と姉妹都市:京都検定受験のための基礎知識#957
京都検定の出題範囲から、「京都市民憲章」の基本精神と制定年、そして京都市と最初に姉妹都市盟約を結んだ「パリ」をはじめとする交流都市について、一問一答形式の練習問題付きで解説。これから京都検定を目指す方が効率よく学べるよう、必要な情報を網羅した備忘録です。
この記事内容から抜粋した練習問題5問☆
- 京都市民憲章が制定された年(西暦)と和暦を答えなさい。
- 京都市民憲章に定められている、市民が守るべき行動規範の五カ条のうち、「旅行者をあたたかくむかえる」「文化財の愛護につとめる」を除く三つの条文を答えなさい。
- 京都市が姉妹都市の盟約を結んだ最初の都市はどこか、国名と都市名を答えなさい。
- 京都市と最初の姉妹都市との協定締結時に京都市長を務めていた人物の氏名を答えなさい。
- 京都市が姉妹都市盟約締結を記念して最初の姉妹都市に寄贈したモニュメントは何をかたどったものか答えなさい。
☆回答は記事の最後にあります。
目次
📜 京都市民憲章
京都の市民としての誇りと、まちを美しく豊かにするための規範として制定されました。
- 制定年:昭和31年(1956年)
- 目的:国際観光都市の市民である誇りをもって、京都を美しく豊かにするために、市民の守るべき規範を定める。
- 基本精神: 「他人に迷惑をかけないという自覚に立って、お互いに反省し、自分の行動を規律しよう」
- 市民の守るべき行動規範(五カ条):
- 美しいまちをきずく
- 清潔な環境をつくる
- 良い風習をそだてる
- 文化財の愛護につとめる
- 旅行者をあたたかくむかえる

🌍 京都市の姉妹都市
京都市は、文化や歴史を共有し、国際的な友好を深めるため、世界各地の都市と盟約を結んでいます。
✅ 最初の姉妹都市:パリ(フランス)
- 協定年:昭和33年(1958年)
- 経緯:
- 当時の京都市長・高山義三が、関西日仏学館の教授に、パリ市会議長あての書簡を託し、提携の希望を伝えた。
- 翌年、パリ市会議長が京都を訪問。帰国後、パリ市議会理事部で友情盟約締結が承認されたことで成立。
- 相互寄贈品の一例:
- 京都市からパリ市へ:石灯籠(盟約締結のモニュメントとして)
- パリ市から京都市へ:ガス灯(昭和40年、京都市役所前広場)、ヴァラス噴泉(昭和63年、京都市勧業館内)など
✅ その他の姉妹都市(締結順)
パリに続き、以下の都市と盟約を結んでいます。
- ボストン(アメリカ)
- ケルン(ドイツ)
- フィレンツェ(イタリア)
- キエフ(ウクライナ)
- 西安(中国)
- グアダラハラ(メキシコ)
- ザグレブ(クロアチア)
- プラハ(チェコ)
💡 グアダラハラ(メキシコ)との交流例
- 盟約締結年:昭和55年(1980年)
- 主な交流活動:
- 昭和63年:「京都文化紹介公演」をグアダラハラで開催。
- 平成2年、3年:高校生のサッカーチームを相互派遣。
- 平成12年:グアダラハラのマリアッチ楽団が京都で公演。
- 都道府県対抗女子駅伝(正月開催)に姉妹都市の連合チームが参加した実績もある。

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前述の練習問題の解答☆
- 1956年(昭和31年)
- 美しいまちをきずく、清潔な環境をつくる、良い風習をそだてる
- フランス、パリ
- 高山義三
- 石灯籠


