両親がサ高住へ引っ越して1年。健康的な暮らしと、僕の介護サポートの距離感 #911 mission107

両親が実家を離れ、京都市下京区の「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」に引っ越してから、気づけばもう1年以上が経ちました。

かつては不規則な食生活や、夫婦間でのすれ違い、そして無理のある老老介護に悩まされていた二人ですが、今ではプロのヘルパーさんや看護師さんのサポートのおかげで、健康的で落ち着いた毎日を送れているようです。
実家にいた頃よりも、体調も安定しているように見え、それが何より嬉しいです。

サ高住の暮らしと家族の役割

「サ高住」はあくまで“サービス付き”の“住宅”。つまり、マンションのような住まいに食事や生活支援のサービスが加わった形です。
1日3食の食事は食堂で提供されますが、それ以外の日用品や嗜好品は、入居者自身か家族が用意する必要があります。

今の時代、ネット通販で定期的に届けてもらうこともできますが、僕はできるだけ自分で買いに行って、自分の手で届けるようにしています。
というのも、それが両親との大切な「面会時間」になるからです。

遠距離介護という選択と、その距離感

僕はもう15年以上、東京で家族と暮らしています。
両親のもともとの住まいは京都市東山区。現在のサ高住は下京区にあります。

介護のために京都に戻るという選択肢もゼロではありませんでしたが、性格的に僕が近くに住みすぎると、お互いに疲れてしまいそうで…。
かといって、離れていると不安になることもあるのですが、結果的には今の「遠距離介護」というスタイルが、ちょうどいい距離感だったんじゃないかと思っています。

京都での移動手段は「自転車シェア」が最適解

京都での介護サポートの際には、出張を兼ねて2泊3日や3泊4日で帰省することが多いです。
そんなときに僕が頼りにしているのが「サイクルシェア」、なかでも「ハローサイクリング」です。

京都は僕が暮らしていた頃よりも観光都市化が進み、もともと時間の読めなかった「市バス」はさらに混雑。電車のアクセスも決して良いとは言えません。
でも、京都の碁盤の目のような条坊制の道は、電動自転車での移動に本当に向いています。

新幹線で京都駅に着く直前に予約をして、駅近くのステーションで電動アシスト自転車を借り、実家やサ高住近くの拠点に乗り捨てる。
だいたい10〜20分の距離感なので、効率的に動けるのがありがたいです。

自転車で行動範囲も広がる

母の実家がある左京区まで足をのばすこともありますし、不動産関連の用事で、山を越えて山科まで行ったこともありました。
電動アシスト自転車なら、坂道も楽々。5分、10分単位で移動できる感覚なので、予定も組みやすいです。

法改正で「自転車の交通ルール」も要チェック

2024年11月からは、自転車運転中の「ながらスマホ」や「酒気帯び運転」に対する罰則が強化されます。
さらに2026年4月からは、自転車の交通違反に対し「青切符」(交通反則通告制度)の導入も予定されているそうです。

実際、僕自身も京都市内で自転車に乗っていて、一時不停止で警察から注意を受けたことがありましたし、逆に不明点を確認したこともあります。
安全第一で移動する意識が、これからますます大切になりますね。

まとめ:遠距離介護×自転車移動という新しい生活スタイル

両親のサ高住での生活を支える中で、遠距離介護、そして京都市内での自転車移動という新しいスタイルを、僕なりに模索しながら続けています。

便利な道具やサービスをうまく活用しながら、無理なく、でも確実に親をサポートしていく。
その過程で得た知識や経験は、きっとこれからも僕自身の財産になるはずです。

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京都市出身、現在は東京都江東区に住まい、妻と一緒に小学生&保育園の二人の子育て中。両親の介護で京都との二拠点生活です。
「野菜作りを楽しむ」をコンセプトにした家庭菜園や農体験の運営を仕事として10年やってきました。今は独立して様々な情報発信などのお仕事と、不動産の管理などをしています。

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