京都で進めている不動産活用プロジェクト、2025年3月の振り返り #900 mission096
前年に両親がサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)へ引っ越したことをきっかけに、京都で本格的にスタートした不動産活用プロジェクト。現在は3件の物件を中心に取り組んでいますが、今回は2025年3月の進捗をご報告します。
新年度を目前に控えた3月は、それぞれのプロジェクトに成果があり、ひとつの節目とも言える月になりました。

① 左京区の母方実家をリノベーションし、貸家として運用開始
まずは、母方の実家のひとつ。老朽化した日本家屋をリノベーションして貸家として再生させた物件です。2月には無事に入居者が決まり、3月から本格的な運用が始まりました。
この家の特徴は、「オーナールーム」を設けたこと。勝手口から出入りできる独立区画を作り、そこに母方の仏壇を安置しています。僕が定期的に訪れて管理することで、ご先祖様を大切にしながら、建物全体は賃貸物件として活用するというスタイルです。
貸家として収益を得つつ、家族の歴史や想いも守れる形にできたことが、ひとつの成果になりました。
② もう一軒の母方実家、老朽化物件を土地付きで売却
もう一つの母方実家も左京区にあります。僕が子どもの頃、叔母たちとよく遊んだ思い出深い場所ですが、建物の老朽化が進んでいたため、今回は「建物付き土地」として売りに出しました。
この物件は、僕が代表を務める会社名義で所有していたため、決算月である6月までに売却の目処が立てばいいと考えていたのですが、ありがたいことに3月中に売却が決定。
購入してくださったのは、地元・左京区で活動している自動車関連の企業さんでした。解体後は事務所になるのか、駐車場として使われるのかは不明ですが、長年木造家屋が建っていた土地に新たな使い道が生まれるのは、少し感慨深いです。
3月上旬に売買契約を締結し、下旬には銀行での決済も完了。所有権の移転も無事に終わり、スムーズに手続きを進めることができました。
③ 東山区の実家、住宅宿泊事業(民泊)として新たにスタート
最後に、東山区にある実家について。こちらは僕自身が長年暮らしていた家で、両親の引っ越しにより空き家になっていました。2024年から宿泊施設への転用を目指してリフォームを進め、2月には京都市に住宅宿泊事業(いわゆる民泊)の届出が正式に受理されました。
春の京都は桜のシーズンで、国内外から観光客が訪れます。今年は大阪・関西万博も控えていることから、4月の開業を目標に準備を進めていましたが、3月末には無事にスタートすることができました。
さっそく3月下旬からは連泊の予約も入り、順調な滑り出しです。今後も、遠隔介護で東京と京都を行き来する中で、僕自身もこの新しい事業のペースを少しずつつかんでいきたいと思います。
以上、3月はそれぞれの物件に動きがあり、実りの多い月になりました。これからも、家族の想いと不動産の価値を両立させる活用を目指して、取り組んでいきます。
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