空き家を活用して貸家にリフォーム|仏壇の移動と年末の一大イベント #896 mission092

2024年も年の瀬が近づき、僕にとって一つの大きな区切りとなる出来事がありました。

それは、母方の実家の空き家活用プロジェクトの第一段階が完了したことです。母の実家には、15年近く放置されていた木造家屋が2軒あり、そのうちの1軒をリフォームして貸家として活用することを進めてきました。

空き家をリフォームして貸家に再生

リフォームの内容は、昔ながらの日本家屋の趣を残しつつ、現代の生活に合った快適な住まいへとリノベーションするというもの。工事は無事に完了し、2025年2月ごろから賃貸として入居者募集を始める予定です。

このリフォームした家屋には、僕たち家族が管理目的で使える「オーナールーム(管理人室)」も設けました。そしてこの部屋には、もう一方の家に安置されていた仏壇を移動させる計画を進めていました。

仏壇の移動|初めての経験を年末に実施

仏壇の移動は人生で初めての経験でしたが、檀家になっている日蓮宗のお寺の住職さんや、仏具屋さんのお力を借りて、無事に行うことができました。

当日は朝10時を目安に、仏具屋さんと住職さんに来ていただき、まず仏壇が元々あった家屋で「魂抜き」のお経をあげていただきました。仏壇を移動する際には、仏様の魂を一旦抜く儀式が必要なのです。

その後、仏具屋さんが仏壇一式を軽トラックで運搬し、新しくリフォームされた家の管理部屋へと移動。移設後は、住職さんに「魂入れ」のお経をお願いして、新しい環境での再スタートとなりました。

年末の寒い時期でしたが、住職さんとは仏壇移動の合間に昔話に花が咲き、心温まるひとときを過ごせました。

仏壇と共に、新たな年を迎える準備が整いました

新しい仏間は、家こそ移動したものの、もともと母の両親やご兄妹が住んでいた馴染みのある土地。仏様にも気持ちよく新年を迎えてもらえるよう、きれいに整えました。

費用面では、仏具屋さんに事前に伺っていた作業代と一部修繕費をお支払い。住職さんには、「魂抜き・魂入れ」の儀式に対して、お布施をお渡ししました(法事などとは別の扱いです)。

もう一方の空き家は土地売却へ

そして、仏壇が元々置かれていたもう一方の家屋については、建物の老朽化が進んでおり、価値が付かない状態。そのため、建物付きの土地として、年明けから仲介業者さんを通じて「売地」として売却活動をスタートすることが決まりました(解体前提です)。


空き家のリフォームや仏壇の移動、不動産整理といった一連の作業を通して、ようやく一つの節目を迎えることができました。

僕自身にとっても、家族の記憶が詰まった家を活用することで、過去と未来をつなぐ大切なプロジェクトになったと感じています。これから同じように空き家活用や仏壇の整理を考えている方に、少しでも参考になれば嬉しいです。

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京都市出身、現在は東京都江東区に住まい、妻と一緒に小学生&保育園の二人の子育て中。両親の介護で京都との二拠点生活です。
「野菜作りを楽しむ」をコンセプトにした家庭菜園や農体験の運営を仕事として10年やってきました。今は独立して様々な情報発信などのお仕事と、不動産の管理などをしています。

2025年6月2日

Posted by m3-f.site