【相続税の追加納付と最後の手続き】京都での税務署対応、ようやく完了しました#895 mission091
2024年12月10日。約2か月にわたって続いていた京都の税務署とのやり取りが、ようやく一区切りつきました。
2年前、叔母から母への相続に関する件で始まった相続税の税務調査。その結果として必要となった「相続税」と「加算税」の追加納付を、京都市内の銀行で無事に済ませてきました。
なお、「延滞税」については、追加申告分の納付タイミングにより計算日数が変わるため、この段階ではまだ納付書が発行されておらず、おそらく2025年1月か2月の支払いになると事前に案内を受けていました。

認知症が進む母と、銀行でのスムーズな手続き
母はすでに認知症が進行しており、短期記憶はかなり難しくなってきていましたが、会話はまだ問題なくできていて、字も書ける状態でした。
税金の支払いについても、母は「必要と分かっているなら、さっさと払ってしまおう」というスタンス。僕の案内どおりに進め、銀行での手続きも滞りなく完了しました。
税務対応の終了と、小さな慰労の時間
前日のブログにも書きましたが、この日は実家がリフォーム中だったため、京都市内のホテルに宿泊。心身ともに疲弊していた2か月を振り返り、ホテルの部屋でささやかな祝杯をあげたのを覚えています。
しかし――ほっとしたのも束の間。年末に向けて、相続に関する思わぬ事務処理がもうひとつ発生したのです。
ポストに届いた、叔母宛の株式報告ハガキ
問題が発覚したのは、左京区にある母方の実家に立ち寄ったときのこと。来年から貸家として活用するためリノベーション工事を進めている家のポストを整理していたところ、すでに亡くなっている叔母宛に「株式の四半期報告書」のハガキが届いていたのです。
中を確認すると、保有株数はわずか「2株」。時価にして約2,000円程度ですが、すでに故人となった叔母宛に郵便物が届く状態を放置するわけにはいきません。
ちょうどその頃、相続税の追加申告で証券会社関連の申告もしていたばかりだったので、「あれ、もしかして…?」と不安がよぎりました。
思い出した、“していなかった相続手続き”
この株式、どうやらまだ正式に相続手続きがされていなかったようです。母と一緒に手続きをした記憶もなく、おそらく母が元気だったころに叔母宛の郵便物をポストから回収していたため、僕がその存在に気づけなかったのだと思います。
「これは放置できない」と思い、すぐに対応を開始。2年前の相続手続きの際に使った戸籍謄本などの書類を再確認し、再度提出の準備を始めました。
信託銀行での最終手続きも完了
今回の窓口は、東京にも店舗を構える信託銀行だったため、僕の生活圏にある支店を利用して手続きを進めました。年内に必要書類を揃え、提出まで無事に完了。
電話での問い合わせに時間がかかったり、書類の書き方が少しわかりづらかったりと、細かな事務的ストレスはありましたが、これでようやく叔母から母への最後の相続手続きがすべて完了しました。
(あわせてもれなく会計事務所への報告、申告も追加でもれなく完了)
おわりに:相続は「漏れ」に注意
今回の件で改めて実感したのは、相続手続きは「漏れ」が命取りになるということ。たとえ少額でも、相続財産として正式に処理していなければ税務的にも問題になります。
「たった2株」の話ではありますが、結果的に見つけて対応できてよかったと思っています。
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