【高齢の母が股関節骨折で手術|家族によるサポートと入院生活の記録】#877 mission073
81歳になる私の母が、太ももと骨盤の結節部、いわゆる股関節の骨折で入院・手術を受けることになりました。
幼い頃から「丈夫で元気な母」というイメージが強かっただけに、今回の怪我と入院はとても寂しく感じています。ですが、高齢になると避けられない出来事でもありますね。
母は2024年7月8日(月)に入院し、翌9日(火)の午前中に手術が行われました。
認知症が進んでいる母は、「どこの治療で入院したのか」を理解するのが難しい状況でした。そのため、手術当日までは「検査入院」という説明を私と看護師さんが続けました。
手術は予定通り約1時間ほどで終了。
麻酔が切れる前に執刀医の先生からレントゲン写真を見せてもらい、股関節にきちんとボルトが埋め込まれていることを確認しました。
昼過ぎには母も目覚めるとのことで、私は一度病院を離れ、午後から再び面会に訪れました。

数ヶ月前、母は肩の亀裂骨折でも三角巾生活を送っていました。その頃は父も別件で入院しており、母の世話どころではありませんでした。
今回は父は**サービス付き高齢者住宅(サ高住)**で暮らしているため、私は母の手術や回復状況を逐一父にも報告していました。
父は「高齢になると下半身が弱くなる」「ボルトを入れたなら安心やな」「これからリハビリを頑張らないと」と冷静に話してくれました。
しかしその言葉の奥には——
・認知症が進んだ母との会話によるストレスが軽減し、少し楽な気持ち
・それでもやはり母が近くにいない寂しさ
——という相反する感情が滲んでいるのを感じました。
父はやはり、母を心から頼りにし、愛しているのです。
手術当日の夕方、再び病院に戻ると母は麻酔から完全に覚め、意識もはっきりしていました。
入院当初は個室でしたが、術後はナースステーション近くの大部屋に移されていました。
看護師さんによると「元気が戻った際に、ハンドバッグを持って帰ろうとするなど予期しない行動があるかもしれないので、目が届きやすい場所で退院まで過ごす」とのこと。
家族としても周囲に迷惑をかけず、安全に過ごせるのはありがたい判断です。
少しぼんやりした様子の母でしたが、私の顔を見ると安心したように笑い「仕事は大丈夫か?お母さんは平気やから」と、いつもの母らしさを見せてくれました。
これからはリハビリを支えながら、家族みんなで見守っていきます。
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