母名義の不動産整理に取り組んだ記録|相続物件の売却と管理 #812 介護振り返りnote009
母が自宅以外にもいくつか不動産を持っていることは、なんとなく知ってはいたんですが、それがどこにあって、どれくらいの広さなのか、詳しいことまでは把握していませんでした。ちなみに、その不動産はすべて、兄妹の相続を通じて受け継いだものです。
そんな中、2020年頃から母の物忘れが目立つようになり、税金の払い忘れや、届いた重要書類の管理に対して不安を感じるようになりました。そこで僕は、母から少しずつヒアリングを始め、不動産の詳細を把握しようと動き出しました。
翌2021年には、自分が立ち上げていた合同会社名義に母から物件の所有権を移転(売買形式)しました。これにより、固定資産税などの重要な書類がきちんと僕の手元に届くようになり、スムーズに処理できる環境を整えることができました。また、ただ持っているだけだった不動産を売却などの方法で活用できるよう、具体的な動きも開始しました。
社会人になってから約5年間、不動産業界で働いた経験がここで大いに役立ちましたし、自分の会社を通じて所有・管理ができたことで、平日日中に「仕事」として動けたのは、効率面でも大きなメリットでした。

この時点で把握できた母名義の不動産は、以下の通りです:
- 京都市山科区の土地と建物
- 京都府南丹市の宅地および雑種地
- 滋賀県東近江市の山林(畑かも)
山科と南丹の物件については、固定資産税と都市計画税の納税通知書から所在地を特定し、関連書類を収集して本格的に管理を開始しました。
それから約1年かけて、それぞれの不動産について、価格は安価ながらも引き取ってくれる先を見つけ、売却を進めることができました。
それにしてもあとから思えば、京都の都心からは必ずしも近くない、それも「山林」「雑種地」という地目の土地は、実は僕の叔父、母の兄が1970~80年代のいわゆる原野商法に引っかかって購入してしまっていた不動産だったんです。。

あわせて読みたい記事
おすすめの書籍

今回のブログ記事前後の関連記事