#053【備忘録として記録】合同会社設立時の3か月間総ざらい
m3-f blogブログです。
昨年(2020年)の夏に東京都江東区で、合同会社を立ち上げたのですが、その時の流れや手続きを、備忘録として記しておきます。
6月~8月の約3か月間のお話です。
・これから新規に合同会社を設立しようと考えている方
・「創業支援相談」を受けようと検討している方
・合同会社の設立、登記手続きに必要なものを知りたい方
約1か月 江東区の創業支援相談を受けた
在籍していた会社は退職する、夏に合同会社を立ち上げる、業務は今までと変わらない内容でいくつか仕事の当てはある、ということがぼんやりと決まっていて、会社設立の術は、ネットからの情報などでなんとなくわかっていたのですが、具体的な動きとして、東京都江東区がやっている「創業支援相談」(特定創業支援事業)というのを受けることにしました。
※2020年(令和2年)の動きなので、現状の制度はお調べいただくと幸いです。
専属のコンサルタントの方が、事業計画や税務・法務の事を簡単に教えてくれ、規定回数の講義を終えると、受講修了として、書類が発行されます。お墨付き書類、のような感じですね。
具体的なメリットとして
・設立の際の登録免許税が割引(半額)になる
・区の創業支援資金を利用する場合、利子の補助がある
・区のホームページなどで紹介し、支援してもらえる
というのがあって、後段の2つは僕にはあまり関係なかったのですが、それ目当てで受けたわけではないにせよ、登録免許税の減免は実際にしていただいて会社の登記ができました。
この、創業支援相談で最初に区役所に行ったのが6月5日でした。
3か月間の主な動きはこんなスケジュール感でした
2020年6月~8月の約3か月間の、会社設立に関わる主だった動きは日ごとにこんな感じでした。
6月5日 | 江東区 創業相談申込手続き |
6月19日 | 江東区創業相談(1回目) |
6月20日 | 会社名を決定し、実印・銀行印・角印を手配 |
6月24日 | 江東区創業相談 労務相談のコマ |
6月26日 | 江東区創業相談(2回目) |
6月30日 | 所属していた前職を退職 |
7月1日 | 江東区創業相談 税務相談のコマ |
7月6日 | 江東区で、創業相談修了手続き、税理士法人委託問合せ |
7月7日 | 税理士法人打合せ、契約 |
7月8日 | 江東区にて、創業相談の修了書受領 |
7月10日 | 法務局にて、登記手続き |
7月17日 | 税理士法人にて経費入力関係打合せ、会社の登記完了を確認(設立は7月10日付) |
7月27日 | 口座開設をする銀行にて審査申込み |
8月3日 | 銀行 口座開設第一次審査書類提出 |
8月17日 | 銀行 口座開設第二次審査書類(追加書類)提出 |
8月25日 | 銀行 口座開設審査通過、通帳・カードなど受け取り |
特に、
・前述の江東区の創業相談
・会社の設立登記
・銀行の口座開設
・これは外注で済ます予定だった税務関係(税理士法人への業務委託)
これを、本業以外に整備するため動いていた、という感じでした。
結果的に、無事に設立登記もでき、8月分の仕事の請求書に記載する口座番号も、開設ができた(8月25日)ので間に合った、ということでした。
合同会社の立ち上げ、設立登記に必要なもの
会社の設立登記に必要な情報や書類というのは、ネットで検索すればたくさん出てくるので、僕もそれを参考にしながら準備していきました。
登記所(法務局)に持っていくもの
・会社設立登記申請書+収入印紙(登記所で買う=登録免許税)
・登記用紙と同一の用紙(法務局にあるOCR用紙で作成しました)
・定款2部(会社保管用と、法務局提出用)
・代表社員の印鑑証明書
・代表社員就任承諾書<※定款で代表社員を実名で定めている場合は必要ない>
・印鑑届出書
・資本金の払込証明書(表紙・振込ページ・裏表紙の通帳コピー)
・代表社員、本店所在地及び資本金決定書
↑参考になる情報が載ってるブログ。僕もここ見て勉強しました。
その人にもよるのだと思いますが、法務局の窓口で担当してくれた方が、「こうした方がよい」「これは面倒だから」といろいろ教えたり配慮してくださったので、手戻りなく1回でいけました。
今回の記事のまとめと、次回に向けて
今回は、合同会社設立に際しての3か月間で動いたことをまとめました。
税理士法人さんとのやり取りや、決算前後の記事はこちらでもまとめています。
次回の記事では、会社設立の際に審査、僕の場合は一発で開設ができた、銀行の口座を作ることについて書いてみたいと思います。