半年以上外せなかった父のコンタクトレンズを外しに京都第一赤十字病院へ #881 mission077

2024年8月8日、父の左目に半年以上つけっぱなしになっていたコンタクトレンズを外してもらうため、京都市東山区・東福寺にある第一赤十字病院へ向かいました。
午後2時の眼科外来の予約に向けて、事前にかなり動き方をシミュレーションして臨みました。

高齢の父との移動は慎重に計画

父は90代。足腰がかなり弱り、手すりを使いながらすり足でしか歩けません。それでも「自分は歩ける」とプライドが高く、車いすの使用は頑なに拒否します。
父が入居している京都市下京区のサービス付き高齢者住宅から病院までは車で約30分。ただし東山・東福寺周辺は観光地が近く、渋滞リスクが高いエリアです。
さらに、父にとっては5月2日の退院以来、初めての外出でもありました。
できるだけ車内の滞在時間を短くするため、五条通を使わず、七条通から東大路へ抜けるルートを選びました。

真夏の京都、父と久しぶりのドライブ

この日の京都は猛暑日。快晴の下、午後1時30分に出発し、久しぶりの父とのドライブがスタートしました。
第一赤十字病院に到着すると、駐車場は立体で少し離れているため、父を正面玄関で降ろし「5〜10分で戻るから座って待っててね」と伝えて車を停めに行きました。
戻ってみると父はすでに受付奥の待合室まで移動しており、慣れた病院の中をすり足で歩いてきました。

高齢者向けコンタクト外来で半年ぶりの診察

父が受診するのは、木曜午後限定の高齢者向けコンタクト外来です。
この外来は、家族や本人が自力でコンタクトレンズの着脱が難しい高齢患者向けのサービス。
基本的には2セットのコンタクトレンズを購入し、通院のたびに片方を外して洗浄し、もう片方を装着してもらうという流れでした。
ただし、この外来は対象患者の減少とともに近いうちに終了予定。今後は家族による対応か、視力矯正手術に切り替える方向とのことでした。

父はこれまで診てもらっていた先生と久しぶりに再会し、安心した様子でした。
診察では「コンタクトを外して、今後は裸眼で過ごしましょう」と説明されましたが、父は「また通うから続けてください」と食い下がります。
先生から「お体の状態では毎回の通院は難しいでしょう」と説得され、何度かやりとりの末、ようやく納得。
半年以上父の左目に張り付いていたコンタクトレンズは、無事に外されました。
先生曰く「普通は自然に外れるものなのに、奇跡的に半年以上も付いたまま持ちこたえた」と驚いていました。
引越しや転倒、入院生活を経ても取れなかったコンタクト。父の目がここまで頑張ってくれていたことに僕も驚きました。

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京都市出身、現在は東京都江東区に住まい、妻と一緒に小学生&保育園の二人の子育て中。両親の介護で京都との二拠点生活です。
「野菜作りを楽しむ」をコンセプトにした家庭菜園や農体験の運営を仕事として10年やってきました。今は独立して様々な情報発信などのお仕事と、不動産の管理などをしています。

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