#866 mission062 空き家再生プロジェクト始動|実家と母方の家の利活用を考える
2024年2月、両親がサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)へ引っ越しました。それをきっかけに、僕自身の生活と介護の合間を縫って、以前から温めていた「空き家活用プロジェクト」を本格的に始動させました。
空き家となった母方の家と実家の活用を検討
このプロジェクトの中心は、母方の実家である2軒の空き家(いずれも仏壇があるだけの状態)と、現在は誰も住んでいない僕の実家の利活用です。母方の実家2軒はいずれも京都市左京区の閑静な住宅街に位置しており、観光地からは少し離れていますが、大学も多く住環境としては良好です。
これら2軒の空き家は、母がまだ通院できていた頃から手つかずでしたが、数年前に母の財産管理が難しくなった段階で、僕の会社名義で購入。税金や管理は私が引き受けていました。
家財の撤去とリサイクル処理を実施
2024年4月初旬、京都市内の廃棄・リサイクル業者に依頼して、2軒分の家財道具をすべて撤去しました。中には京人形や茶道具など、価値のある品もあり、古物商に鑑定・買取を依頼。結果として、搬出と処分費用に約50万円、買取額は10万円ほどになりました。
仏壇は私が引き続き守ると決めていたため、残しておきました。祖父母や叔父・叔母の思い出の品も一部保管しています。

不動産調査と利活用方針の決定
家屋はいずれも昭和30〜40年代に建てられたもので、老朽化が進んでいました。不動産業者に調査を依頼した結果、1軒は雨漏りや天井の崩れがひどくリフォーム困難と判定。もう1軒は骨組みがしっかりしており、リフォームすれば賃貸住宅として再利用可能とのことでした。
その結果、以下のような活用方針を立てました:
- 老朽化が激しい家は土地として売却
- 仏壇は状態の良い家へ移動
- 保存する家はリフォームして賃貸運用へ
空き家問題が深刻化する中、家族の思い出を守りながら資産としても活かす方法を模索したこのプロジェクト。今後も進捗を記録していきます。
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