#831 mission027 両親同時の引っ越しに向け施設・マンションの見学をスタート【介護振り返りnote】

父の介護認定の区分変更の申請はまさかの却下で空振りに終わって、今しばらくは「要支援1」のままとなりました。

この頃、いよいよ始めていたのは、引っ越し、環境を変えるべく入所する住まい探しでした。
母の物忘れがひどくなってくるに連れ、コミュニケーションもうまくいかない父から「どうしたらよいかな」と嘆かれると、僕は決まって「住まいを変えて環境変えること」と答えていました。

自分では面倒見切れなくなってきた父にとっては、母がその面倒を見てくれる施設(なのか病院なのか)に移ってくれる方が安心でそれが良い
で、いざそうなると寂しくなって張り合いがなくなってしまう自分も想像できるのか、一緒に移る
という思考になって「そやなぁ」という会話となるのでした。
父にとっては、長年住み慣れた家から離れることへの愛着感と、おそらくそうなると必要になるいろんな手続きや準備が「億劫でめんどくさい」と思うようで「いいところあったら見つけといてくれるか」となるのでした。
これが、おそらく10回くらいは交わしたであろう父との話のパターンでした。

今日明日でなくても、住まいを変えることが良い結果になる、と何となく父が思い始めてくれていると分かった僕は、さっそくシニア住宅紹介のお助けマンさんに連絡して、ひとまずは僕だけが見学しに行きたいと、何件か、施設の見学予約をお願いしました。

条件は、父と母が同じ建物に入れること。できれば別々の部屋で。
(夫婦同部屋という設定のところもあることは知っていましたが、日ごろの父母のコミュニケーションを見ていると、それは現実的ではないと見ていました)
現在は、母が要介護1、父が要支援1の区分です。

対象となったのは有料老人ホーム、シニア向けマンション、サービス付き高齢者用住宅(いわゆるサ高住)などでしたがそもそも要支援1の人がそのまま入ることはできないところもあって、今後、とはいっても入るときに父が要介護になっていたり、母が先に引っ越して、介護区分の段階を見て父が同じところに引っ越していく、とか、様々なストーリーを想定して見学に入りました。

お助けマンさんは車を手配してくれて、いろいろ現状の相談をさせてもらいながら、5、6件の施設を見て回りました。
建物の新しさや雰囲気、部屋、食事、サービス。そして費用。
この頃にはもう遠隔介護対応も4年目になっていたので、現状の両親の状態や好き好み、叔母から母への相続の対応なども重ねていたことから、自分の中ではある程度判断できる情報が頭に入っていました。

その中から、2、3件に絞った状態で、次は「母を連れて」の見学に進んでいくのでした。

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京都市出身、現在は東京都江東区に住まい、妻と一緒に小学生&保育園の二人の子育て中。両親の介護で京都との二拠点生活です。
「野菜作りを楽しむ」をコンセプトにした家庭菜園や農体験の運営を仕事として10年やってきました。今は独立して様々な情報発信などのお仕事と、不動産の管理などをしています。

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