#665【プリンアラモード紀行Vol.83】船越珈琲本店~からふね屋珈琲三条本店

京都市山科区、前回、船越珈琲の外環店に伺いました。
美味しいプリンアラモードをいただきました。
実はこのお店は姉妹店の、息子さんが経営されている船越珈琲。
豆の販売をメインでされている本店が、同じ山科区にあるんです。

船越珈琲・西野店 本店へ

山科にまた来ることがあったので、今度は、お父様が経営されている(船越さんの起点としては先の外環店の方が古い)、
本店の方に立ち寄りました。
こちらも、珈琲豆の販売とともに喫茶。・軽食もされています。

JR琵琶湖線の山科駅、京阪電車京津線の御陵駅、いずれからも徒歩20分くらいの立地。
(この日は山科駅から歩いて向かい、御陵駅から帰りました)

三条通りにある「五条別れ」交差点。
何とも趣きのある地名ですね。

閑静な通りですが、こちらは「渋谷街道」という道路。
この道沿いに、船越珈琲さんはあります。

専用駐車場はなかった外環店とは違い、こちらは10台分の駐車スペースがあります。

小川珈琲のフランチャイズなんですね。

歴史を感じさせるサイン。
カフェ×自家焙煎のお店

こちらはコーヒーとともにデザートの提供もされていますが、プリンは扱っておらず。
店主(御年82歳)いわく、
「僕はずぼらやからプリンはやってない。息子がもう一つの店でやってます」
と笑顔でおっしゃってました。

コーヒーゼリーが自家製でラインナップ。
さすがコーヒー豆販売のお店ですね。

船越ブレンド&サンドイッチ、そして貴重なお話

「船越ブレンド」をいただきました。
さすがのお味でした。

フードメニューでいただいたのはミックスサンド。
手造り、歴史あるメニュー。このサンドイッチは絶品です。

このお店ではプリンは頂けなかったですが、店主にいいお話をたくさん聞かせてもらえました。

「三条で生まれ、亀岡に移り、板前・料理人として仕事を始めました。この山科でコーヒーの店を始めた
のが42年前。当時は今とは違って『山科で喫茶店やるなんて』と言われたくらいだったが、はじめに作った
外環のお店には一日300人以上が来店したこともあってすごい繁盛でした。今は喫茶店みたいな業態は厳しい。」

レトロ喫茶みたいなのの懐古ブームもあるのでは、と向けてみると。
でも確かに、喫茶店テイストよりも焙煎珈琲の素敵なお店、という感じですし。

「それもあるが数は少ない。うちはレトロ喫茶、という感じでもなく当時からしたら『新しい』お店だったし、
会計士からは開けてるだけで固定費や原価がかかるし、、とも言われてます。店にピアノがあるので来年は
貸しスペースとして提供もしてみようかと思ってます。予約されればサンドイッチくらい作ってあげて。」

82歳は、僕の母と同じ年齢。
でもお店を切り盛りされて、しゃんとされてお元気。

「飲食店やっててよかったなと思います。手先も使うし、食べ物作るのに準備したり計画したりで頭を使う
でしょう。これやってなかったら今頃もうボケてしまってると思うよ。」

朴訥とされてる初見とは裏腹にすごく気さくに、いろいろお話いただけました。
時間の都合で少ししかお話できませんでしたが、またじっくり聞きたいなぁ。

歴史あるコーヒーのお店。
まだまだ長く、元気で続けていただきたいと思います。

今回のプリンはからふね屋珈琲の三条本店にて

この日は船越珈琲でプリン、プリンアラモードは食べれなかったので、気を取り直して市内へ。
以前にも行ったからふね屋珈琲の三条本店で、いちごプリンパフェを堪能しました

ちなみにフードメニューではフレンチトーストをオーダー。

あわせて読みたい

◆低糖質・糖質制限でプリンアラモードなら

◆純喫茶コレクション

最近読んだ本でおすすめ

印象に残った一文、フレーズ

ユーザーがモノを通して、ライフスタイルにどのような変化を生じさせることができるか

この記事を書いた人
m3firm運営者

m3-f blogを運営しています。
京都市出身、現在は東京都江東区に住まい、妻と一緒に小学生&保育園の二人の子育て中。両親の介護で京都との二拠点生活です。
「野菜作りを楽しむ」をコンセプトにした家庭菜園や農体験の運営を仕事として10年やってきました。今は独立して様々な情報発信などのお仕事と、不動産の管理などをしています。

2024年1月10日

Posted by m3firm