#437 Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法 要約的感想・学べた&気づけた10のコト

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今回の要約的感想は、2019年にサンマーク出版から出版された「Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法」です。著者はロルフ・ドベリ。作家であり実業家でもある著者の、前著「Think Clearly 最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」(サンマーク出版)に続く思考法のノウハウ本です。

この記事をこんな方に☆

・思考法のおすすめ書籍を探している方
・Think Smartを検討している&興味がある方
・思考のノウハウ本の要約的感想を見てみたい方

章構成、、

この本では、ビジネスや日常生活でのあれこれを、実例に基づき「52!」のポイントごとにわかりやすく解説をしながら進んでいきます。
タイトルにある通り、スマートに考えよう!ということなのですが、

はじめに
1.新年の抱負が達成できないわけ(先延ばし)
2.「理由」がないといらいらしてしまうわけ(カチッサー効果)
3.比較しすぎるといい決断ができなくなってしまうわけ(決断遅れ)
4.「自分は大丈夫」と錯覚してしまうわけ(注意の錯覚)
5.自分でつくった料理の方がおいしく感じるわけ(NIH症候群)
・・・

という感じで52の項目があるのですが、すべてを列記するとすごく長くなってしまうので、、
順を追って、この本の要約的感想として、学べた&気づけた10のコトをまとめてみたいと思います。

学べた&気づけた10のコト

学べたことを10点、箇条書きでまとめます。

どんなことでも理由があれば許せてしまう?

章の項目になっている、逆に「理由がないといらいらしてしまう」というのはその通りですよね。
本の中でも挙げられてましたが、車を運転していて「工事渋滞」の時に、

・何もわからず渋滞になってしまった
・「1㎞先 工事中 ご理解お願いします」の表示があった

のだと、心情的にどう考えても後者の方が穏やかでいられます。

いざ冒険!となるとついつい安全策をとってしまう

これは10個目の項目「現状維持を選んでしまうわけ(デフォルト効果)」のところにありました。

仕事をしていても日常生活でも、これを感じる瞬間は多くありますね。
チャレンジしよう!と思っていても最終的には波風立たない方を選んでしまうという、、

家族とのコミュニケーションしかしない?

これは13個目の項目「地元のサッカーチームを応援したくなるわけ(内集団・外集団バイアス)」にありました。

・同じ遺伝子を持つ兄弟や姉妹の成功は、生物学的な成功をも意味する
・部外者に対して先入観を持ったり反感を抱いたりするのは、生物学的に自然

これは、なるほどなぁ、と思いました。

2020年に仕事に一区切りをして(脱サラしたわけなんですが w)、そこから来たコロナ禍もあったので、コミュニケーションに関してとにかく絞りに絞った2年間です。
外部に対して「無言無音」。コミュニケーションを密にとるのは家族とだけ、という感じの方針でやってみてるのですが、それが変なストレスを生まず心地よいのは、たぶんこのあたりのことがあるのでしょうね。

私はこれで仕事を辞めました w

15番目の項目「ほらで相手を納得させられるわけ(戦略的ごまかし)」の中にあった内容です。
これは自分の中でとっても重要なことでした。

どうしても組織の中で従業員としていると「いいかっこをしてしまう」自分がいて、本当はそうじゃないのに、強がって、肩で風を切って、、というのがあって自分で自分がいやになって溜息、、ということも多かったです。
そうしないと社会でやっていけなかったというのもありますが、そんなのを開放して、自分が良い状態の時にやれることをやる、ただし責任転嫁はできない状況にして、いいも悪いも自分の限界値まで、という環境にしてみたかった、というのが2020年に脱サラして今に至るきっかけになりました。

結局変わらないものと、移ろいゆくもの

これは28番目の項目「私たちが新しいものを手に入れようとするわけ(最新性愛症)」に書かれていた内容です。

椅子の話しのほかに、

ズボンは5000年以上前に発明され、紀元前750年ごろにゲルマン人によって今のような形に改良された

というのもありました。

あなたの性格はこんな感じでは?と言われたときに

すっごい長文ですが頑張って書き写しました(笑)
これを占いや性格診断で言われて「当たってるーっ」って思うことです。第30の項目として登場した「占いが当たっていると感じるわけ(フォアラー効果)」です。

9.11の自分なりの記憶って

これ、自分なりの記憶では、

2001年なので新入社員で、まだ会社にいた。
上司(課長)もいて、その席にだけパソコンがあった時代。Yahooニュースか何かを見ていた課長が「おい、これすごいニュースやぞ!」っていって何人かでその画面をのぞき込んだ

っていう感じだったかと思います。
34番目の項目「あなたが常に正しいわけ(歴史の改ざん)」の件で登場した内容なのですが、このもう21年前の記憶が、おそらく自分なりの解釈と理解で残っていて、実際には事実と違う点も実は多々ある、といったことで興味深かったです。

人を妬んでも、妬まれてもそれは当たり前なんだ

これは「王者になった方がいいわけ(ねたみ)」という、36番目の項目で登場したポイントです。さらに、

・「ねたみ」が面白いのは、主に、年齢や職業や暮らしぶりの似ている相手が、その対象になるという点
・私たちは「ねたみ」の感情をもった者たちの子孫

だという。

これを読んで、「ねたまないようにしよう」というのは無理だな、と思いました w
上手く「ねたみ」と付き合っていく方法を考えたいなと、思います

「これが原因」とは言わないようにしよう

49番目の項目「いけにえ探しはやめた方がよいわけ(単一原因の誤謬)」にあった話で、原因を考えるときは、

紙を一枚用意して、考えられる要因をすべて円や選を使って網目状の図にして整理する

そうすると見えてくるそうです。

努力は嘘をつかない

最後がこれです。52個目、本の中でも最後の「学問だけで得た知識では不十分なわけ(知識のもうひとつの側面)」に書いてありました。

努力を惜しまず、毎日あきらめずに続けること、やっぱり継続は力なり!ってことなんだろうと思います。

まとめ~合わせて読みたい記事

今回は、「Think Smart 間違った思い込みを避けて、賢く生き抜くための思考法」の要約的感想で、本書にあった10の「これは!」と思ったポイントを挙げてみました。

ヒトってそういうもんだんだ、と前提に考えておくだけで思考がシンプルになりますね。「はじめに」の中でも、

賢人が目指すべきは幸福を手に入れることではなく不幸を避けることだ

というのがありました。
やりたいこと、好きなことを追求するのも良いですが、苦手なこと・嫌いなことを避けて進んでいく、っていうの考え方としてありなのかな、と。

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この記事を書いた人
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京都市出身、現在は東京都江東区に住まい、妻と一緒に小学生&保育園の二人の子育て中。両親の介護で京都との二拠点生活です。
「野菜作りを楽しむ」をコンセプトにした家庭菜園や農体験の運営を仕事として10年やってきました。今は独立して様々な情報発信などのお仕事と、不動産の管理などをしています。

2024年4月12日

Posted by m3firm