#061 おすすめビジネス書・自己啓発本「内向型人間の時代」要約的感想①

m3-f blogブログです。
自分の中でバイブルにしている愛読書「内向型人間の時代」を、キーワードから自分の「働き方や特性やLifestyle」に当てはめてみて、かんたんに要約的感想にまとめました。

この記事をこんな方に☆

・ビジネス書・自己啓発本に興味のある方
・自分って内向きだよなって思うことのある方
・非同期のコミュニケーションに興味のある方

今回はその①、「はじめに」と「パートⅠ」からです。
内向型の処世術が学べる、良書だと思います。

自分って内向きだよな、、と思う方が共感できる物語であり内容

僕がこの本に最初に出会ったのは、日本で発刊された2013年なので、もう8年くらい前です。外向きではないと思える自分の性格や特性をぼんやりわかっていたのが、この本を読んで「そうか!」と納得できることが多く、そして、これからは「内向」の人が活躍できる時代なんだとワクワクできました。

著者のスーザン・ケインは米国の方なので、物語の舞台はアメリカ。アメリカ人の1/3から1/2は内向型であるということが紹介され、話が進められます。
ここでいう内向型とは、挙げられた何点かをまとめると

・社交スキルが豊かでパーティや仕事の付き合いを楽しむ人もいるにはいるが、しばらくすると嫌になる
・限られた親しい友人や同僚や家族との関係に全てエネルギーを注ぎたい
・しゃべるよりも聴くことを好む
・ゆっくり考えてからしゃべる
・会話よりも書く方が自分を上手く表現できると感じることが多い
・衝突を嫌う傾向がある
・無駄話が苦手
・深い対話を好む
・刺激が強すぎない環境を好む
・単独で働くのが一番いい

当てはまるところ、何か所かありましたか?
本書ではもっと詳しいチェックリストもありますので是非参考に活用してみてください。

という感じです。

ただこれを否定するわけでは決してなく、歴史上で内向型の人間が成果や作品をたくさん手がけてきたことが紹介され、「孤独は革新の触媒となりうる」とも書かれています。知的・芸術的偉業、アインシュタインの相対性理論も、ミルトンの「失楽園」もそうだと、一例として挙げられています。

内向型と外向型

この本では、内向型・外向型の人間のタイプについて解説してくれます。
日本でも同じ(だった)ですが、外向型の人間を理想とする価値観の中で多くの人が暮らしているという話から、本章に入っていきます。
ただもちろん、本書の最終的にも、内向型が外向型より優れているという趣旨は、入っていません。

リーダーシップについての考え方
・外向型:社会でのリーダーシップをとる傾向にある
・内向型:思索や芸術の分野でリーダーシップをとる傾向がある

内向型だからといって内気とは限らない、という話も面白い

ここでいう内気は、「他人から非難されたり屈辱を感じたりすることを恐れる性質」ということ。内向型の人は、内気で自分の世界を生きていて感覚がアーティストに近い。らしいです。

心に響いたフレーズ、本の中の名文「はじめに」「パートⅠ」編

非同期のコミュニケーション

内向型の人の特性として、コミュニケーションの取り方で、送信者と受信者がタイミングを気にせずやりとりする「非同期」を好む…インターネット上のやり取りの特徴になっている

という話があります。

これは僕にはむちゃくちゃ共感できて、パソコンが普及し始めたころのEメールがそうだったと思うんですよね。
電子で手紙のやり取りができる。時間差。
メールを読んでなきゃダメ!という文化にまだなっていなかったころ。
今でも、直接リアルタイムのコミュニケーションよりも、SNSやこういったブログ等を通じた、情報提供ー見る人読む人はwantに応じてすぐじゃなく時間差で、っていうのが好きです。

「練習」についての考え方

個人練習が本当の練習で集団でのセッションは「楽しみ」と考える

これもすっごく面白い。
例えば会社員時代に仕事をするとき、9-18時が基本の勤務時間だとすると、企画書や資料、すべきメールの受発信は、早朝~8時くらいまでに済ませるように心がけていました。
打合せだったり会議だったり、イレギュラー対応がある9時からは、起こることを楽しんでしまえるように。それと似たような考え、というか心の持ち方だなと。

忍耐力

自分のキャリア全般を助けてくれる大切な能力ー忍耐力

結局そうなんですよね、と。技術的なことや経験値からくるテクニックはもちろん役立つのですが、「耐え忍んで」がんばる事こそが、前進させるために最も大事なように感じます。

ブレーンストーミングについて

結びつきが感じられる 目的が社会的な結びつきであれば価値があるが、創造性の点からは目的に反している。

内向性の人がブレーンストーミングで被る可能性があるデメリット
①社会的手抜き
②生産妨害
③評価懸念

こんな風なことも書かれていました。
ここでブレーンストーミング≒会議・打合せと考えるととても合点がいきました。

もちろん、会社や組織・チームにとってその会議・打合せがとても意味のあるものだという前提ですが、自分の活動や生み出すもの、、という視点では、確かに①②につながると感じていました。
会議や打合せをするということは時間を消費するので、その分体力は減るから、やろうとしていたことに取り掛かるころには「疲れた状態」で向き合わざるを得ないというシーンも何度もありました。

③については、人と性向によると思いますが、僕には当てはまります。
基本「気にしぃ」なので、この発言をしたら参加している方はどう感じるだろう、ということをその人数分考えてしまう、ということも良くあります。

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まとめ

ここまで「内向型人間の時代」「はじめに」「パートⅠ」から、ポイントと思ったところをピックアップして書いてきました。

ここまで読んだだけでも十分、「自分って内向きだよな」と思ってる人にとって、「なんだ全然大丈夫じゃないか!」と共感でき自信が湧いてくる内容だと思います。
この続きでは、生い立ちからくる性質や、もっとそんな自分を見つめてよりよいライフスタイルに向けていくための処世術が書かれていましたので、またポイントを挙げてまとめてみたいと思います。

続き、「パートⅡ」以降もまた近日アップします。

この記事を書いた人
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京都市出身、現在は東京都江東区に住まい、妻と一緒に小学生&保育園の二人の子育て中。両親の介護で京都との二拠点生活です。
「野菜作りを楽しむ」をコンセプトにした家庭菜園や農体験の運営を仕事として10年やってきました。今は独立して様々な情報発信などのお仕事と、不動産の管理などをしています。

2023年11月9日

Posted by m3firm